葛は山野に自生する蔓草で、長さが6メートル以上にもなる豆科植物です。この蔓より採った繊維を緯糸(ヨコイト)として織ったものを葛布(カップ、クズフ)と呼んでいます。 掛川では、鎌倉時代から製法を受け継ぎ、江戸時代には東海道掛川宿の繁栄と共に葛布も栄え、裃や合羽などに使用され大変珍重されました。 現在では織元も数件となりましたが、自然素材の温かさと手作りの味わいが生かされた葛布は、今でも内外を問わず多くの人々に親しまれ、草履・ハンドバッグ・ふすま紙やブラインド等のインテリアとしても愛用されています。 葛布製品 掛川丁葛 葛湯 丁葛(葛粉)は深山に自生する葛根より、寒期に精製した純正でん粉です。滋養消化に富み、あんかけ・吸い物など季節に応じて色々な食し方が楽しめます。 熱湯を注いで食べる葛湯は、とろりとしていて寒い冬に飲むと体が温まります。 関連リンク これっしか処 掛川手織葛布組合ホームページ(外部リンク) 部署: 掛川市役所 産業観光課 創業・労政係TEL: 0537-21-1125FAX: 0537-21-1212