高天神にまつわる唄

2017年10月6日更新

高天神城悲歌(昭和54年制作)

注 カセット・レコードは、現在廃盤になっております。

作詩:成瀬左千夫 作曲:北村秀男
編曲:白石十四男 歌:三橋美智也

一番

攻防つづく 戦国の
ああ 影もなき 大手門
高天神城 年月を
数える功 はかなくも
礎石に残る 哀しさよ

二番

無情の風に 誘われて
ああ 細々と 虫の声
高天神城 在りし日の
櫓をえがく まぼろしも
涙にけぶる 月の影

三番

栄枯の歴史 夢あわく
ああ 山上に しのぶ草
高天神城 声なくて
滅びのすがた 美しく
思いを馳せる 天守閣

高天神城に立つ人(昭和57年制作)

注 カセット・レコードは、現在廃盤になっております。

作詩:成瀬左千夫 作曲:北村秀男
歌:藤野とし恵

一番

空のまん中 突きさすように
高天神城 天守閣
遠い昔を 昭和に呼んで
元亀天正 偲ぶひと

二番

雲の行方を 後追いかけて
高天神城 青い風
巡る人の世 流転の道に
消えてはかない 大手門

三番

石は語らず 黄昏こめて
高天神城 草の虫
今も変わらぬ 音色を聞けば
木の間がくれに 月が出る

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