災害からペットを守る

2022年8月12日更新

災害は、いつどんな状況で起こるか分かりません。いざという時、人間の避難を考えただけでも厳しい状況が考えられますが、そこへ犬や猫を連れて避難するとなれば、かなり困難な状況になることが予想されます。
そこで、災害時の被害を最小限におさえるために、普段から準備をしておくことをおすすめします。

ペットに名札を付けましょう

災害時は飼い主とペットが離ればなれになり、一緒に避難できるとは限りません。
鑑札・迷子札等、身元確認できるものを必ずつけておきましょう。
また、紛失することのないマイクロチップも有効です。

ペット用非常持ち出し袋を用意しましょう

  • ペットフード・水(7日分)
  • えさ皿・水入れ(軽量で割れない素材)
  • 排せつ用品(トイレシーツ、猫用トイレ砂とトレイ、糞の処理袋、スコップなど)
  • 首輪・リード
  • ケージ・キャリー
  • ゴミ袋
  • ウェットティッシュ・ティッシュ・タオル
  • おもちゃなど普段使っている匂いのついたもの
  • 常用薬・救急セット(ガーゼ、コットン、包帯、テープ、はさみ、消毒薬、虫除けなど)
  • 愛犬手帳等健康情報を記載したもの(第三者に預ける場合必要です)
  • 写真(迷子になった時を想定して、写真があると捜すときに便利です)

注 非常持ち出し袋の中身は定期的に確認して入れ替えましょう。

普段からのしつけと心がけ

災害時の避難所では犬や猫は、過度に緊張したり、興奮したりすることが考えられます。
ケージの中で無駄吠えをしたりせず、静かに過ごせるように、普段からのしつけが大切です。
ケージは中で方向転換出来る大きさの物を選びます。毎日少しずつ訓練すると慣れます。
犬がおびえて無駄吠えをしたり、他人を威嚇したりする事がありますが、飼い主もパニックにならずに、犬に声を掛けることが必要です。
また排泄も管理できるよう、常日頃から気をつけることが大切です。
他の避難者に迷惑をかけることがなければ、飼い主も気兼ねしないで済みます。
避難所生活では、よその犬や猫と過ごすことになります。犬では狂犬病の予防接種、混合ワクチンの接種、フィラリアの予防をきちんとしましょう。猫では、混合ワクチンの接種、ノミなど寄生虫の駆除もしておきましょう。
なお、大型犬やは虫類、両生類などの専用の飼育設備が必要な動物は、避難所には持ち込めないと想定されます。このような場合、静岡県衛生課では、1.自宅の敷地内の安全な場所で飼育する。2.知人に預ける。3.動物飼育専門家に預ける。といった対策を事前に考えておくことを推進しています。
避難所生活が続くと、人もペットもストレスが溜まり、むやみに吠えて他人を咬んだりすれば、避難所を退去させられることも考えられます。
避難所には動物好きな人もいれば、嫌いな人、アレルギー体質の人、いろいろな人がいるということを認識しておきましょう。

参考

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