心肺蘇生法

2018年2月15日更新

心停止の予防・早期認識と通報・一次救命処置・二次救命処置のイラスト

  • 『心停止の予防』
    心臓が止まってしまうような事故や病気を予防する
  • 『心停止の早期認識と通報』
    心臓が止まっていることに早く気付き、早く119通報する
  • 『一時救命処置』
    心肺蘇生法、AEDを使用した応急処置
  • 『二次救命処置と心拍再開後の集中治療』
    救急救命士や医師による高度な医療処置と、心臓が再び動き出した後の集中治療

救命の連鎖、最初の3つの輪は、市民の皆さんによって行われるものです。
最初の輪は『あなた』から始まります。

応急手当の手順

1.肩をたたきながら声をかける

意識喪失の人の意識確認をするために声掛けをしながら両肩を軽くたたいている様子
応急手当の手順1

呼びかけをしながら両肩を軽くたたいて確認します。
注 反応が無ければ、助けを呼びます。

2.反応がなかったら、大声で助けを求め、119番通報とAEDを依頼

反応がないので、周囲に助けを呼んでいる様子
応急手当の手順2

反応が無ければ、助けを呼びます。
注 助けが来たら119番通報とAEDを依頼します。

3.呼吸を確認する

胸と腹部の動きを見て呼吸をしているか確認している様子
応急手当の手順3

胸と腹部の動きを見て「普段どおりの呼吸」をしているか
10秒以内で確認します。

4.普段どおりの呼吸がなかったら、すぐに胸骨圧迫を30回行う

呼吸をしていないので胸骨圧迫をしている様子・正面の写真
応急手当の手順4-1

呼吸をしていないので胸骨圧迫をしている様子・側面の写真
応急手当の手順4-2

胸骨圧迫は、胸の真ん中を重ねた両手で強く圧迫します。
胸が5センチメートル以上沈むほど強く、1分間に100回以上のリズムで、30回連続して圧迫します。

5.胸骨圧迫の後、人工呼吸を2回行う

顎を上に上げて息を吹き込む様子
応急手当の手順5

約1秒かけて、胸の上がりが見える程度の量を、2回吹き込みます。

口対口人口呼吸がためらわれる場合、血液や嘔吐物などにより感染危険がある場合は、人工呼吸を行わず、胸骨圧迫を続けます。

6.心肺蘇生(胸骨圧迫と人口呼吸)の継続

再び胸骨圧迫をしている様子
応急手当の手順3

胸骨圧迫を30回、人工呼吸2回を繰り返して行い、救急隊が到着するか、傷病者が目を開けたり、普段どおりの呼吸をし始めた場合、またはAEDが到着するまで続けます。

7.AED が到着したら

AEDが届き、電源を入れている様子
応急手当の手順7

まず電源を入れる

電源のボタンを押す、ふたを開けると自動的に電源が入る機種もあります。

8.電源パットを胸に貼る

電極パットに書いている図の通りに体に貼っている様子
応急手当の手順8

電極パッドを貼る位置は電極パットに書かれた絵のとおりに、皮膚にしっかりと貼ります。
体が汗などで濡れていたら、タオル等で拭き取ってください。

9.電気ショックの必要性は、AEDが判断する

心電図解析中は傷病者に触れないようにと指示している様子
応急手当の手順9

心電図解析中は、傷病者に触れてはいけません。

注 機種によっては解析ボタンを押すものやパッドを貼ると自動的に解析するもの、コネクターを接続すると解析を開始するものなどがあります。音声指示に従ってください。

10.ショックボタンを押す

傷病者に触れていないことを確認してショックボタンを押そうとしている様子
応急手当の手順10-1

AEDの点滅しているボタンを押したところの様子
応急手当の手順10-2

誰も傷病者に触れていないことを確認したら、点滅しているショックボタンを押します。
ショックボタンを押した後は直ちに胸部圧迫から心肺蘇生法を再開します。

以後はAEDの音声メッセージに従います。

AED後再び胸骨圧迫をしている様子
応急手当の手順10-3

心肺蘇生とAEDの手順は、救急隊に引き継ぐか、何らかの応答や目的のあるしぐさ(嫌がるなどの体動)が出現したり、普段どおりの呼吸が出現するまで続けます。

関連リンク

ご不明な点がございましたらお気軽にお近くの消防署までお問い合わせください。

中央消防署 電話番号:0537-21-0119
南消防署 電話番号:0537-48-0119
西分署 電話番号:0537-23-0119

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