総合トップ記事第361回 平成24年度がスタートしました。

第361回 平成24年度がスタートしました。

2012年4月6日更新

掛川市理事 兼 総務部長 川隅 庄一

今年もさくらの開花が気になる季節となりましたが、2月27日に開会した2月議会も提案議案の全てについて可決・承認いただき、3月22日に無事閉会となりました。また危機管理部など新たな組織体制や人事体制も発表された中で、3月末をもって勇退される皆さんをお送りするとともに、新進気鋭の新入職員を迎えてのスタートとなりました。昨年は3月11日の東日本大震災直後で、何かとあわただしかったことを思い出しますが、「年々歳々花あい似たり、年々歳々人同じからず」の言葉どおり、それぞれにとっての平成24年度もスタートしました。

演台の前でマイクを持って話す松井市長(右)と退職者ら
退職者を送る会の様子

今年は合併から8年目、そして、私自身にとっても39年目、市役所生活最後の年となりました。
「海と山と街道がつながり、夢・未来を創るまち」をビジョンにスタートした掛川市、合併による様々な問題解決には、約10年の期間が必要と言われますが、これまで互いの文化や成り立ちを乗り越える中、本年4月で7年が経過しました。
職員個々の感じ方はそれぞれ違うのかも知れませんが、私は予想以上に大変だと感じています。それは、合併に加えてリーダーの交代やリーマンショックなどの経済危機、そして大幅な税収不足、その結果、厳しい財政状況が余儀なくされたこと、さらに東日本大震災を踏まえて、待ったなしの防災対策が求められたことなどでありました。

松井市長(中央手前)と新規採用職員たち
新規採用職員の様子

今年の予算規模は、対前年比2.1パーセント増の総額で796億円余となりました。
昨年は東日本大震災を踏まえ、官民双方で様々な取り組みが実施されましたが、今年の予算は何といっても津波対策などの防災対策の充実があげられます。津波避難施設の建設や学校施設の耐震化、〔仮称〕南部体育館や中央消防署建設にむけた取り組みが予定されています。また、掛川・袋井両市が一緒になり建設している「中東遠総合医療センター」の開院まで残り1年余となりました。少子・高齢化が大きく進む中で、新病院の完成は市民が待ち望んでいる施設だけに、着実でしかもスムーズな開院に繋げていく必要があります。

新病院の建設風景
新病院建設の様子

新病院の完成イメージ
新病院完成予想図

 

辞令交付式で、市長から時代の流れや変化を読み取って、どういう行政運営をするのか、何を優先的に取り組むのか、よくよく考えて対応するよう指示が出されました。時を同じく発表された南海トラフの巨大地震による津波想定や地震規模は、これまでの推定値を大きく上回るもので、これまでの対応について、抜本的な修正を迫られるのではないかと思っています。常にアンテナを高くして、庁内、部内など組織における情報の共有化、報告・連絡・相談を徹底することで、組織力を高め一丸となって対応しなければなりません。辞令を受け取った気持ち、初心を忘れないで全力でこの一年がんばりますので、市民皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

このページと
関連性の高いページ