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第417回 2年連続ごみ減量日本一!

2013年4月5日更新

掛川市総務部長 廣畑 雅己

ありがとうございました。
おかげをもちまして、掛川市は平成22年度と23年度の2年連続で日本一になりました。
これは大変な快挙です。集積所で分別指導をしてくださっている役員さんや、当番の方々、市民お一人お一人のご努力のおかげです。本当にありがとうございます。

全国の人口10万人以上、50万人未満の市における一人あたり排出量の少ない方からのベスト10は、以下のグラフのとおりです。掛川市は、平成22年度が642.5グラム、平成23年度が653.7グラムと2年連続で最も少ない排出量です。

平成23年度 1人1日あたりのごみ排出量 Best10市と全国平均 (単位:グラム)

平成23年度 1人1日あたりのごみ排出量  Best10市と全国平均の棒グラフ

グラフ説明(平成23年度 1人1日あたりのごみ排出量 Best10市と全国平均
掛川市 約650グラム、小金井市 約660グラム、佐久市 約680グラム、日野市 約700グラム、西東京市 約700グラム、東近江市 約700グラム、府中市 約710グラム、うるま市 約720グラム、座間市 約740グラム、東村山市 約740グラム、全国平均 約960グラムとなっています。)

平成22年度 (単位:グラム)

平成22年度 1人1日あたりのごみ排出量  Best10市と全国平均の棒グラフ

グラフ説明(平成22年度 1人1日あたりのごみ排出量 Best10市と全国平均
掛川市 約640グラム、小金井市 約660グラム、佐久市 約680グラム、府中市 約710グラム、西東京市 約710グラム、うるま市 約720グラム、日野市 約730グラム、座間市 約740グラム、東久留米市 約740グラム、三鷹市 約750グラム、全国平均 約960グラムとなっています。)

でも、実は少しずつごみが増えています。2位の小金井市との差が少し縮まり、22年度の25グラムの差から5グラムの差となっています。
ごみは、都市化が進むとお店や事務所などが増えてごみ量が増加し、一人あたりのごみも増加すると言われます。つまり、「発展」するとごみが増える傾向にあるわけです。掛川市の発展を喜びつつもちょっと気をつけなくてはいけません。
ごみの内、燃えるごみの1人1日あたりの量を見てみますと、下のグラフのとおりで、平成22年度を底に増加しております。

燃えるごみの1人1日あたり (単位:グラム)

平成19年度から平成24年度の燃えるごみの1人1日あたりのゴミの量の棒グラフ

グラフ説明(燃えるごみの1人1日あたり
平成19年度 約525グラム、平成20年度 約515グラム、平成21年度 約505グラム、平成22年度 約500グラム、平成23年度 約525グラム、平成24年度 約545グラムとなっています。)

断捨離のブームや台風による被害から個人のごみが増えたとも言われておりますし、新東名パーキングエリア開設等による事業系ごみの増加も言われます。
ごみの処理には、1トンあたり約4万円のお金がかかります。ごみ袋1つがだいたい5キログラムなので、1袋あたり200円ほどかかるわけです。これが1年間全市となると積もり積もって約10億9千万円にもなるのです。
ごみ処理の費用は、ごみを身の回りから無くすことに使われるだけで、そこからは何も生まれません。同じお金なら、福祉や教育、産業振興、都市基盤の整備に回し、将来のために使いたいですね。

掛川市環境政策課では、ごみ袋に記名して排出者の責任を明確にすること、ごみ集積所への巡回、各自治会へのごみ減量説明会の開催、事業者への減量のお願い、食用油の回収・燃料化、剪定枝等のリサイクルなどを行っています。

ごみの分別勉強会で参加者の様子
【ごみの分別勉強会の様子】

皆様のお宅でも、

  • 紙のリサイクル
    名刺サイズなどの小さな紙でも、燃えるごみに出すのではなく、古封筒などに入れて古紙回収に出しましょう。
  • プラスチック製容器包装のリサイクル
    ちょっとの汚れは、拭き取ってリサイクルに出しましょう。
  • 生ごみは3つの切るで減量
    食材は 使い切る! 調理したものは 食べ切る! 出た生ごみは 水を切る!
    3つの切るを合い言葉に生ごみを減らしましょう。

生ごみ処理には、市の回収に出す方法以外に、電気式の処理機やコンポスト処理がありますが、生ごみパックンという手法もあります。
生ごみパックンは簡易な処理機を手作りし、生ごみを水蒸気と二酸化炭素に分解する処理容器で、市民団体の方々が普及に協力くださっています。皆さんも是非チャレンジしてみませんか。
これが【生ごみパックン】です。

 

生ごみパックンの写真

是非、これまでと同様ごみ減量にご協力いただき、市の税金を有効に使いましょう。

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