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第463回 「小笠老人ホーム」の紹介

2014年1月28日更新

掛川市高齢者支援課参事 小笠老人ホーム施設長 岡本 善英

私は、平成25年4月より30数年ぶりに小笠老人ホームに再度勤めることになりました。旧大東町役場に就職した1年目。「勉強になるから・・・」と1年間お世話になりました。机の雑巾がけやお客様へのお茶出し、また、字を書くのが苦手な私は、書類作成がガリ版刷りだったため大変な思いをしたこともありました。中でも「今までこんなおいしいご飯を食べたことがなかった。本当にうれしいやあ。」と何度も言っていたおばあさんの言葉が今でもしっかり耳に残っており、懐かしい思い出です。
養護老人ホームは、65歳以上の方で、環境上の理由や経済的理由により家族と一緒に生活ができず、ひとりで暮らしていくことが困難な方が対象であり、昭和44年に旧菊川町、旧小笠町、旧浜岡町、旧大須賀町、旧城東村、旧大浜町の5町1村で設置されました。そして今、この老人ホームは開設45年を迎えようとしています。長い歴史の中で多くの入所者に出会い、地域の皆様やボランティアの方、家族の皆様に支えられ職員と共に歩んできました。開設からの入所者数は、男性134人、女性209人、合計343人となっています。
当ホームは、お年寄りの方々に、明るく健康で豊かな生活を送っていただくための施設として、多くの人達の善意に支えられ、安心安全を心掛け管理運営を行っています。
施設の処遇方針である1.あたたかい人間関係をつくり、健康を保ちいつも笑顔が生まれるよう援助します。2.一人一人が生きがいをもって、生き生きとした人生が送れるよう援助します。3.一人一人が自立した日常生活を営み、社会活動に参加できるよう援助します。の3点と処遇心得「心にゆとりを持って接しましょう」を合い言葉に日々職員は一生懸命業務に努めています。
平成26年度から指定管理者制度に移行することとなりました。平成24年11月の指定管理者候補者選定委員会での審査を経て、平成25年3月の定例議会で大東区域の特別養護老人ホーム2施設と保育園3園等を運営している社会福祉法人「大東福祉会」に決定しました。今後はさらに事務管理部門の集約化などによる効率的な管理運営と支援側職員の増員及び応援などにより、質の高いサービスが期待できると考えています。

小笠老人ホームの建物とその前にある駐車場の写真
小笠老人ホームの全景写真

追伸
平成26年4月からの指定管理者制度導入にあたり、より多くの方に愛される施設であることを目的に小笠老人ホームの愛称を関係3市(菊川市、御前崎市、掛川市)の市民の方を中心に、掛川市は広報2月号、ホームページなどを活用して広く募集しますので、是非、応募をお願いします。
なお、採用作品と次点作品の応募者には記念品も用意されています。

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