総合トップ観光・文化・スポーツ学びと文化文化財【速報】令和7年度史跡横須賀城跡三の丸の発掘調査成果について

【速報】令和7年度史跡横須賀城跡三の丸の発掘調査成果について

2025年12月25日更新

史跡横須賀城跡整備事業について

史跡横須賀城跡は国史跡に指定された昭和56年度より、順次発掘調査、整備事業を進めており、平成25年度までに本丸、西の丸、櫓門、三日月池、北の丸、松尾山の整備が完了しています。掛川市では整備事業をさらに進めるため、令和5、6年度には、横須賀城跡の保存管理、活用、整備、運営・体制の方針と方法を示した『史跡横須賀城跡保存活用計画』を策定しました。

また、令和7年度は、史跡横須賀城跡整備委員会の小和田哲男委員長を始めとする有識者・地元代表者・有識者のご意見を踏まえつつ、三の丸跡周辺の整備内容を具体的に示した『史跡横須賀城跡整備基本計画』の策定を進めています。

史跡横須賀城跡三の丸の発掘調査について

掛川市では三の丸跡周辺の整備事業を進めるに当たって、整備内容の検討に必要な資料収集を行うため、令和3年度から継続的に発掘調査を実施しています。

令和7年度は、12月1日(月)から発掘調査を開始し、牛池、東外堀、南外堀の位置を確認するために調査区を設定したところ、横須賀城跡の南東隅に当たる部分の石垣(2025-4トレンチ)、南外堀の石垣(2025-3トレンチ)が確認されました。出土した瓦などから、嘉永7(1854)年に発生した安政東海大地震で倒壊した石垣を地震後に築き直したと考えられます。
 
横須賀城跡の石垣は、全国的にもほぼ例のない玉石(=丸い石)を用いた石垣であり、かつ横須賀城跡三の丸の構造を検討する上でも貴重な発見となりました。今回の発掘調査成果は、史跡保存のための資料として活用するほか、三の丸跡の整備内容を具体化させるために活用します。

東外堀・南外堀隅角部の石垣検出状況

東外堀・南外堀隅角部の石垣検出状況(2025-4トレンチ)

発掘調査報告会の実施について

遺跡を保存する観点から12月22日、23日に調査区の埋め戻しを行ったため、現地で横須賀城跡の遺構を見ていただくことは出来ません。

史跡横須賀城跡三の丸の発掘調査成果をより多くの方に知っていただくため、令和8年3月15日(日)13:30~15:00に、大須賀支所大須賀市民交流センター2階会議室で発掘調査報告会を実施します。

調査報告会の申し込み方法等については、市HP【後日更新予定】や広報かけがわ2月号お知らせ欄に掲載予定ですのでご確認ください。

これまでの横須賀城跡三の丸の発掘調査成果について

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