Q 質問
負傷(ケガ)した野生動物を見つけたのですが、どうすればいいですか。
A 回答
野生鳥獣は、たくましく生きています。自然界の構成員である以上、ケガを負うこともあれば、他の生物を襲ったり他の生物に襲われたりと、厳しい生態系の一部として機能しています。例え、カラスやヘビに襲われるからといって、彼らも悪者ということはありません。その動物たちもまた同じ自然界で一生懸命に生きようとしています。
もし、ケガをした野生鳥獣を見つけても、すぐに持ち帰らず、そっとしてあげてください。自動車や自転車、歩行者などが通行する場所であれば、ひかれないように脇や近くの茂みなどによけてあげましょう。その場でかわいそうだと思って、とにかく家に持ち帰ってしまい、どうしたらよいかわからなくなるのでは、かえって無責任な行為となってしまいます。そのまま世話を始めてしまい、人なれした期間が長くなりすぎた結果、野生の中で生きていくことが難しくなる、といった状況にもなりかねません。