Q 質問
受益者負担金とは何ですか。
A 回答
一般に、道路や公園などの施設は誰でも利用できますが、下水道は、整備された区域内の人に利用者が限られています。下水道を整備する建設費を、全て公費(税金、国や県からの補助金・借入金)でまかなうとすれば、利益の得られない整備区域外の人にも同じ負担をさせることになり、不公平が生じてしまいます。
また、下水道が整備された区域では、より衛生的で快適な生活環境となり、土地の資産価値が上がるなどの利益を受けることになります。そこで、下水道の整備により利益を受ける人に、建設費の一部を負担していただきます。これを「受益者負担金」といい、下水道の整備促進に大きな役割を果たしています。
現在では、下水道事業を実施している全国のほとんどの都市でこの制度を採用しています。