市民の皆様へ
昨年度発覚した4件の不適切な事務処理(条例案可決前の賞与改定分の支給、家代の里地内の行政財産の売却、農業用貯水施設の誤った登記処理とその後の事務遅延、個人情報の不適切な取扱い)につきましては、新聞、テレビ等で報道されるなど、市民の皆様にご心配をお掛けしましたことを改めてお詫び申し上げます。
これらの事案発生を受けて、掛川市では、適正な事務処理や財産管理、さらには再発防止策等について協議するため、本年1月に「掛川市事務処理等適正化委員会」を設置いたしました。これまで5回開催した委員会では、4件の事案について発生要因等を調査、分析するとともに、その結果を踏まえた再発防止策について、掛川市議会の「不適切行政事務調査特別委員会」からのご提言も参考にさせていただきながら、協議、検討してまいりました。
本書は、これまでの協議、検討内容を踏まえ、今後、二度とこのような不祥事を起こさないよう、「不適切な事務処理に関する調査報告書」としてまとめたものです。
私をはじめ全職員が、このたびの不適切な事務処理を改めて重く受け止め、本書において掲げた「掛川市職員行動指針」や「再発防止のためのアクションプラン」等を実践し、全力で再発防止に取り組み、市民の皆様の信頼回復に努めてまいります。
令和2年8月26日
掛川市長 松井 三郎