たまり~な再整備基本計画を策定しました
掛川市では、公共施設の総合的かつ計画的な管理に関する基本方針として、平成28(2016)年に「掛川市公共施設等総合管理計画」を定め、公共施設保有総量の適正化、長寿命化と安全確保、運営管理の適正化を検討しています。
また、令和元(2019)年8月に、今後50年間の公共施設縮減目標や再配置の考え方を「掛川市公共施設再配置方針」としてまとめ、その中で22世紀の丘公園内施設「たまり~な」について、「1期(2019~2028)に温水プール・温浴施設の機能廃止を検討」としています。
これらの背景から、令和3(2021)年に「たまり~な再整備方針」を策定し、施設再整備のコンセプト及び基本方針を定めました。
この再整備方針を踏まえた再整備案や主な機能の配置、事業手法の基本的な考え方を整理したものを、再整備推進における方向性を示す「たまり~な再整備基本計画」として策定しました。
たまり~な再整備計画の概要
たまり~な再整備方針(令和3年度策定)の概要
再整備の基本的な考え方
- 現在の公園利用者が改修後も訪れて利用できる公園
- 利用者の心身の健康を維持増進するための施設
- 公園・たまり~なを一体的に利用できる開放的な施設
- 既存施設の有効活用により利用者ニーズに応える施設
たまり~な再整備プラン
温水プール・温浴施設の再整備の考え方
22世紀の丘公園の利用状況、利用者等のアンケート調査やワークショップの結果、代替施設の状況等を勘案し、温水プール・温浴施設は他機能への改修を進めます。
改修の考え方は次のとおりです。
- 公園(屋外部分)利用者が利用できる施設とする
- 温水プール・温浴施設の利用者が健康づくりをできる施設とする
- 耐久性に優れ居心地のよい環境を創出する
- 維持管理しやすい施設とする
温水プール・温浴施設以外のエリアの再整備の考え方
- 公園(屋外部分)利用者が容易にアクセスできる施設とする
- プール・温浴施設の改修区域が他エリアと容易にアクセスできる施設とする
- 会議室等をより多目的に活用できる施設とする
導入する主要機能
- 屋内遊び場
- 健康増進機能
- フリー活用エリア
- 付帯施設(ロッカー、授乳室など)
施設構成案の概要
- プラン1:プール・温浴施設を屋内遊び場に改修
- プラン2:プールを屋内遊び場、温浴施設をレッスンルームに改修
- プラン3:プールを屋内遊び場、温浴施設をフリー活用エリアに改修
プラン1の整備内容(計画P58)
プラン2の整備内容(計画P59)
プラン3の整備内容(計画P60)
再整備の事業手法
施設再整備にあたっては、利用者の利便性及び満足度の向上とともに、公共施設管理に係る財政負担の軽減が求められることから、民間事業者のノウハウや技術活用により利用者にとって魅力ある施設づくりを図るとともに、経費縮減効果が高く、実現可能な事業手法を検討します。
成立可能な事業方式
民間事業者へのアンケート及びサウンディング調査結果を受け、「DBO方式」により再整備を進めます。
※DBO方式とは:公共が資金調達し、施設の設計・管理・維持管理及び運営までを公共から民間事
業者へ一括発注する事業手法のこと。民間事業者の裁量の元で市が求める要求水準等の性能を満
たす方法を検討できるため、業務効率化やコスト削減、サービス向上等が期待できます。