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久保田市長の全力投球 第19回「美しい名局が生まれた王将戦」

2023年2月1日更新

第19回 美しい名局が生まれた王将戦

将棋界のスーパースター、藤井聡太王将(五冠)と羽生善治九段(永世七冠)が掛川城二の丸茶室にやってきました。1月8日から行われた王将戦を戦うためです。

明確な悪手が見つからない名局
先手の藤井さんが勝ちましたが、終局後の検討では羽生さんに明確な悪い手(悪手)は見つかりませんでした。テニスに例えれば、お互いにミスなくベストプレーを繰り返し美しいラリーが続いたような名局。将棋は先手が有利と言われますが、羽生さんの敗因は後手番を引いたことかもしれません。開催地市長である私が先後(先手・後手)を決定する「振り駒」を行い大変光栄でしたが、勝負の行方を左右する大役であると感じました。

予約が殺到するなど大きな反響
掛川対局に伴い行われたことは次の通りです。
1子ども王将戦を開催。両対局者も会場を視察に訪れ、子どもたちも大喜び
2前夜祭で横須賀高校郷土芸能部が三社祭礼囃子を披露
3緊張感あふれる対局室で地元の子どもたちが両者の初手を見学
4大日本報徳社ほかで大盤解説会を開催。県内外から多くの将棋ファンが来掛
5掛川城特別御城印を販売。三千枚が完売
6掛川のイチゴ、掛川牛、豆腐や野菜など地元の食材を使用した食事やおやつを開発し、提供

「永世開催地」を目指して
いずれにしても、この対局を掛川市で開催できたことは長年にわたり開催を支えていただいた地元の将棋関係者、金融機関や経済界を含む実行委員会のおかげです。心から感謝申し上げます。
開催地を希望する都市が相次ぎ全国で誘致合戦が繰り広げられる中、掛川対局を「防衛」するのは容易ではありませんが、今後も続けられるよう努力していきます。

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