防犯リーダーの目的
●犯罪をしにくい環境を作る(犯罪抑止、減少)
●地域の安全、安心の確立(活動の共有・達成感)
●継続的な活動の維持(住民参加の気運の高まり)
防犯活動の基本的視点
ネットワーク・コミュニティの形成
地域住民、企業、学校、警察・行政等が連携し、地域社会全体で地域を見守ること
無理しない、無理させない
防犯活動は、それぞれが無理のない範囲で継続して活動することが重要です。
防犯リーダーの役割
警察や行政と地域住民とのパイプ役
● 地域住民から情報(連絡)を受けること
●ホームページやSNSを通じて発信される警察や市からの防犯情報等を地域住民に周知し、注意喚起を行うこと
地域住民の防犯意識の向上に重点を置いた活動の推進
●「負担が少なくひとりでもできる」防犯対策の普及
●個人の活動から組織的な活動へ展開させていく仕組みづくり
住民が参加、体験できる防犯活動の提供
●地域の実情に即した防犯活動の立案
●防犯パトロール、見守り活動、防犯灯設置など地域にあった活動の推進
防犯リーダー育成講座
目的
地域の防犯パトロールや防犯教育などにより地域住民の防犯意識を高め、地域の自主的な防犯活動の展開を図るため、地域の防犯活動を普及させる中心的な人材を育成する。
経過
本講座は、平成19年度に始まり、これまでに100人以上の方が修了し、それぞれの地域で、青色防犯パトロールや特殊詐欺防止など防犯意識を普及させ、防犯リーダーとして活躍しています。このようなリーダー育成制度は、掛川市独自の取り組みであるとともに、防犯リーダーの存在は、それぞれの地域や掛川市全体からみても、市民の安全・安心な暮らしの大きな支えとなっています。
令和5年度の講座の様子
令和6年1月27日から2日間、22世紀の丘公園たまりーなで地域での自主的な防犯活動の取り組みを促すことを目的に防犯リーダー育成講座を行いました。自治会の役員経験者など7人が参加し、身近な犯罪の概要や地域での防犯活動について学習し終了証と登録証を受け取りました。
防犯まちづくりアドバイザー掛川、掛川警察署等が講師を務め、2日間で約10時間もの講義を行いました。講義では「空き巣犯は人に見られたり声をかけられたりすることを嫌う。普段の近所づきあいや、地域内でのあいさつなどがとても有効」と地域のつながりの重要性を語りました。
受講者からは、「この講座を地域に還元しながら、自らのスキルを高めていきたい」、「わかりやすい内容で防犯の意識が大変高まった」などの声がありました。
「身近な犯罪の実態」、「犯罪をしにくい環境とは何か」、「防犯対策の心構え」、「効果的な取り組み」など、基本的な知識について大変有意義な講座となりました。