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「掛川市海岸線地域ビジョン実施計画」の策定について

2023年7月27日更新

 掛川市では、令和3年3月に策定した「掛川市海岸線地域ビジョン」を具現化するため、地域住民や関係団体等との対話を基に、令和5年7月に「掛川市海岸線地域ビジョン実施計画」を策定しました。

地域資源

実施計画策定の目的

 「掛川市海岸線地域ビジョン」は、今ある地域資源を大切にした取組みに加え、より広く 20 年後を見据えた内容となっています。
 よって、ビジョンを実現するためのプロジェクトについて、地域に望まれ、地域に役立つものとなるよう地域との対話を踏まえ、具体的な内容や実施時期を示したものが『海岸線地域ビジョン実施計画』です。
 本計画に基づき、市民・企業・各種団体・行政等が連携、協働し、必要な施策を段階的、計画的に実行していくことで、海岸線地域に人の動きが生まれ、地域住民が幸せ(Well-being)を実感し、地域への誇りや愛着(シビックプライド)、地域力が増していき、ビジョンに掲げた将来像の実現を目指します。

実施計画策定の理念

1 「成長社会」から「成熟社会」へ
 少子高齢・人口減少社会、さらに Society5.0 や人生 100 年時代の到来にあたり、これからは人口増加を前提としたまちづくりから、既存の資源を有効に活用しながら個性や魅力を磨き上げて、暮らしの質と活力を高めるまちづくりへの転換を目指していきます。

2 ここでしかできない体験を
 コロナ禍を経て、「モノ」消費から「コト」消費へ人々の関心が高まり、歴史、文化、産業、自然、人といった地域資源や地域に根付いた生活などに魅力を感じ、地域の本質に触れる体験を求める方が増えています。地域資源を活かした「ここでしかできない体験」を提供していきます。

3 ハードとソフトの融合
 防潮堤や関連設備などのハード整備を地域資源として利活用を図り、イベントの実施や新たなコミュニティの形成などのソフト事業を融合していきます。

4 まず動いてみる
 実施計画では、様々な取組みの中でより実現性の高い事業からスタートし、徐々に質を高め、ステップアップを目指していきます。まずは、地域の日常利用や継続的な事業の実施により、賑わいを創出し、コンテンツの質と量を拡大していきます。

5 持続可能なまちづくり
 本計画は、市民、企業、各種団体、行政が協働により、推進していきます。地域資源の利活用・保全・維持管理を一体的に行うなど、地域内で良好なサイクルを生む仕組みを整え、生涯学習都市、SDGs 未来都市として、報徳の精神に基づいた、持続可能なまちづくりを目指します。

 

実施計画の概要

事業内容

 実施計画では、ビジョンに掲げる3つの柱、14の取組み、31のプロジェクトから構成される枠組みに、17分野91事業を計画しました。
 具体的には、「菊川」「大溝川」「弁財天川」の河口周辺を事業推進の重点エリアに設定し、リーディングプロジェクトとして、「掛川潮騒の杜」の整備に合わせ、公園やトイレ、展望スポットの整備、イベントの開催、既存施設の利活用などに取り組みます。
 ※詳細は、実施計画書をご覧ください。

プロジェクト位置図

実施計画の期間

 本計画の対象期間は、ビジョンと同じく概ね20年間ですが、短・中・長期のうち、短期(5年)における目標を明確にし、戦略的に取り組みます。
 また、5年毎に更新するローリング方式とし、社会情勢や市民ニーズなどの変化を考慮し、必要に応じて見直しを行います。

実施計画の推進体制

 本計画は、市民、自治会、地区まちづくり協議会、企業、商工・観光・文化・スポーツ・農業などの関連団体、行政等が、連携・協働しながら事業を推進します。
 みんなで目標を共有し、同じ方向を向き、それぞれの強みを生かしながら、コレクティブ(集合的)にトータルでインパクトを出していきます。
 市民が幸せを実感し、地域への誇りや愛着が高まる持続可能なまちづくりを目指し、今後も地元や利用者、関係団体等との対話や意見交換等を通し、より具体的な事業内容を検討していきます。

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アカウミガメの産卵地

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