総合トップ市政情報市長の部屋市長コラム「久保田市長の全力投球」久保田市長の全力投球 第32回「今すぐ実家を売りなさい」

久保田市長の全力投球 第32回「今すぐ実家を売りなさい」

2024年3月1日更新

第32回「今すぐ実家を売りなさい」

相続した実家のことで悩んでいる人は多いのではないでしょうか。「実家じまい」に苦労したタレントの松本明子さんは、香川県内の実家を25年間維持するために、リフォーム費用など含め1800万円を負担し、最終的に600万円で売却しました。ここまで長期化したのは、亡きお父様の「実家を頼む」という言葉と、仕事や子育てなどが忙しかったことが要因とのことでした。

両隣のどちらかが空き家となる
近年、空き家が急増しています。「2018年住宅・土地統計調査」では全国の空き家は約849万戸。野村総合研究所によると2038年には約2300万戸に達すると予測されており、3軒に1軒の割合で、両隣のどちらかが空き家という事態が近い将来には生じるかもしれません。以前のコラムで、市内で1年間に亡くなった方が過去最高だったことを書きました。相続の増加と空き家の急増に対応するため、市では空き家を放置せず「仕舞う(除却)」・「活かす(活用)」ための補助金を令和6年度予算案に盛り込みました。

空き家は「夢をかなえる場所」
先日、書籍『今すぐ、実家を売りなさい』(光文社)を出版された和田貴充さんに掛川に来ていただきました。印象に残ったのは、空き家は「手を付けるのが面倒」「誰に相談したら良いか分からな
い」など、心の問題ということ。一方で、移住やデュアルライフ(2地域居住)にもつながる「夢をかなえる場所」でもある、ということでした。

松本明子さんは「親が元気なうちに実家のことを相談しておくこと。空き家は早急な対処を。長年放置すると大赤字になりますよ」とアドバイスしています。
市ではNPO法人と連携して空き家相談の窓口を設けています。お気軽に都市政策課にご連絡ください。

カテゴリー