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令和7年11月定例会行政報告

2025年11月13日更新

市議会11月定例会の開会に際し、行政報告を申し上げます。

市制施行20周年記念式典について

 はじめに、市制施行20周年記念式典について、申し上げます。
 11月8日、掛川市制施行20周年記念式典を文化会館シオーネにて開催いたしました。
 当日は約600名の市民や来賓の皆様にご参加いただき、20年間のあゆみを共に振り返りながら、市勢発展にご尽力いただいた42名、13団体への表彰を行いました。
 報徳文化と生涯学習で培った市民力が、協働のまちづくりとして大きく花開き、その結果、健康・医療・介護・福祉、教育、環境、経済、防災といった多岐にわたる分野で、バランス良く発展を遂げることができました。この歩みを支えてくださった皆さまに、改めて心から感謝申し上げます。
 第2部の「未来シンポジウム」では、基調講演やパネルディスカッションを通じて、掛川市の将来ビジョンを展望し、地域の可能性について議論を深める貴重な場となりました。皆さまからいただいた想いや意見を、現在策定中の「掛川市第三次総合計画」に反映してまいります。
 さらに、同時開催イベント「いとくり・掛川みなみ商工祭」にも、多くの市民の皆さまにご来場いただき、南部地域の魅力を発信する機会となりました。記念式典の開催日に合わせ、このような素晴らしいイベントを企画・運営してくださった、「いとくり・掛川みなみ商工祭実行委員会」の皆さまをはじめ、関係者の皆さまに深く感謝申しあげます。
 式典開催にあたり、当日ご参加いただいた市議会議員の皆さまには温かいご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。 今後とも掛川市の発展に向けてご指導賜りますようお願い申し上げます。

「全国将棋サミット2025 (ニーマルニーゴー)」について

 次に、10月18日(土)に本市と公益社団法人日本将棋連盟との共催により開催しました、「全国将棋サミット2025(ニーマルニーゴー)」についてご報告いたします。
 本サミットには、日本将棋連盟初の女性会長に就任された清水市代女流七段に加え、静岡県と縁の深いプロ棋士10名と、全国から将棋にゆかりのある25の自治体が集まり、将棋を活用したまちづくりに関する意見交換を行いました。当市の「将棋によるまちづくり」の取り組み発表のほか、静岡県出身の棋士によるトークショーや席上対局などにより、来場された将棋ファンの皆さまに存分に楽しんでいただきました。
 また、同時開催の「かけがわ将棋フェスタ」では、子どもや未経験者など誰でも将棋を指せるブースを設けたほか、「K-MIX(ケーミックス)」の公開生放送や、今年1月に開催された第74期王将戦で提供されたおやつの販売などにより、多くの来場者がありました。将棋ファンだけでなく、これまで将棋に関心のなかった方にも本市における将棋のまちづくりに関心を持っていただく機会となりました。
 さらに、来年1月の開催が決定した、第75期王将戦第一局掛川市開催の発表により、王将戦開催に向けた大きなPRの場となりました。当市での王将戦開催は17期連続となり、対局に合わせた関連行事を企画し、来場者の皆さまに楽しんでいただくとともに、地域経済に最大限の波及効果が広がるよう、準備を進めてまいります。
 この全国将棋サミットの開催により、日本将棋連盟と関係性が大変強化されたと認識しており、今後の本市における将棋のまちづくりの飛躍に期待されるものとなりました。引き続き、さらなる将棋文化の普及と、将棋を活用したまちづくりを推進してまいります。

「かけがわ教育の日」について

 次に、「かけがわ教育の日」について、申し上げます。
 今年で19回目を迎える「かけがわ教育の日」を11月15日(土)に生涯学習センターで開催します。
 「かけがわ教育の日」は、教育振興基本計画の各分野の基本目標に掲げている「市民総ぐるみの教育」の3つの宝の1つとして位置付けられています。市民一人ひとりが、教育の重要性を認識し、学校・家庭・地域が連携・協働して教育のあり方を考え、行動するための契機とし、教育の振興を図ることを目的に開催します。
 基調講演には、名古屋大学大学院教育発達科学研究科 教授の内田良(うちだりょう)氏をお迎えし、「エビデンスで考える学校改革」をテーマに、部活動地域展開等の学校改革が地域のウェルビーイングにどうつながっていくのかについてお話いただきます。
 お茶の間宣言普及促進では、各家庭で大切にしている「もの・こと・場所」などを“宝もの”として思うことを子どもから募集し、4,902作品の応募の中から選ばれた14名の優秀作品受賞者を当日表彰いたします。
 また、中遠環境保全株式会社様から、移動図書館車2台と図書カードのご寄附をいただきましたので、会の中で贈呈セレモニーを行い、実際の車両も入口付近に展示することを予定しています。
 開催に向けては、会場とオンデマンド配信によるハイブリッド開催とし、現在各種コンテンツをホームページ上で一部公開しております。当日の状況や基調講演についても順次公開を予定しております。当日参加できない市民の方もご覧いただくことができますので、未来の掛川の教育について考える契機としていただきたくお願い申し上げます。

プロバレーボールチーム「ブレス浜松」の公式戦市内初開催について

 次に、掛川市が包括連携協定を締結しているプロバレーボールチーム「ブレス浜松」の公式戦市内初開催について、申し上げます。
 今週末、11月15日(土)、16日(日)の両日に、東遠カルチャーパーク総合体育館さんりーなにて、Vリーグ所属のブレス浜松の公式戦が市内初開催されます。なお、ブレス浜松が、今シーズン、浜松アリーナ以外でホームゲームを行うのは、掛川市のみとなっております。
 ブレス浜松とは、令和6年2月に包括連携協定を締結しており、これまで、市内小中学生の試合の無料招待企画や市内スポーツイベントへの体験ブース出展など、様々な形で連携を取ってまいりました。今週末の試合にも、掛川市などホームタウン市町の小中高生500名を無料招待していただいております。
 掛川市も、当日は、掛川茶スティックティーの無料提供ブースの出展によりバックアップし、市内で行われる貴重な公式戦を、ブレス浜松と共に盛り上げてまいります。
 議員の皆さまをはじめ、多くの市民の観戦、そしてブレス浜松への声援をお願いいたします。

AIオンデマンド交通「CHAIのり号」の運行開始後の状況について

 最後に、桜木地区において10月1日に運行を開始しました、AIオンデマンド交通「CHAIのり号」の運行開始後の状況について、申し上げます。
 10月の1ヶ月間の利用状況については、利用者が実際にアプリを使って予約を試した回数が約2,500回、そのうち実際に予約・乗車できた方の人数が約1,000人となっています。土日の利用は比較的少ないですが、平日は1日あたり約40人の方がCHAIのり号に乗車しており、従来の自主運行バス桜木線の1日あたりの利用者数と比較しても、2倍程度の方に御利用いただいています。
 ただし、10月の1ヶ月間は無料乗車期間であり、11月からは運賃が発生することによる利用者数の減少が懸念されますので、引き続き事業の周知をはかり、アプリの登録者数及び利用者数の増加を図ってまいります。
 なお、乗車後に実施しているアンケートに基づく利用者の満足度評価については、1から5の5段階で平均4.1と高い評価をいただいておりますが、アプリの利用方法や運行形態に対する御意見や御要望もいただいておりますので、それらを踏まえ、サービスの改善とより良い運行形態の構築に努めてまいります。

以上、行政報告とさせていただきます。          令和7年11月13日

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