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第597回 あらゆる災害に迅速対応可能な"消防庁舎完成!!"

2016年4月22日更新

掛川市消防長 白畑喜久雄

">消防庁舎前に並ぶ救急車3台と消防自動車4台と小型消防用車3台

あれから さんーーーじゅうねん!!

静岡県第4次地震被害想定死亡者800人をゼロにすることを目指し、人命を守ることを最も重視した活動拠点

  1. 耐震性の高い庁舎、駐車場の確保
  2. 災害対応車両のエネルギー基地
  3. 市民、地域の防災リーダー、防火管理者、消防団員、消防

職員の訓練場施設が3月24日完成。

 

消防庁者全体を正面から見た画像。左にトレーニング用の塔があり、その横に救急車と消防自動車が並ぶ車庫

この懐かしい庁舎に、私は33年前入署しました。当時は交代で食事を作っていました。最初に先輩と二人でカレーライスを作りましたが、失敗作でビショビショカレーとなってしまい、「そんなこんじゃだめだ!美味しいカレーライスを作ってやる」と、先輩が張り切って毎当直カレーライスを作ってくれました。このカレー月間が続き「もういい加減にしてくれんか」と怒り出す先輩もいて先が思いやられました。

仮眠室は一部屋に12ベッドが納められ、いびきや歯ぎしりでなかなか仮眠が取れず、非番は一日中重頭感、重瞼感で苦しい日々でした。
仮眠室は靴や洗濯物で結構な男臭さ、ファブリーズの無い時代ですので、戸を開けておいて猫や蛇が入っていたこともあり、寝ていると顔の上をムカデがはっていて、凍り付いたことも思い出されます。壁のヒビ割れにより、外の明かりが入り、大雨の時には雨漏りも珍しいことではありませんでした。

 

では、市民の皆さんに体験していただけるメニューの一部を紹介させていただきます

AED人形に手を当て心臓マッサージをする市民とAEDパドルを張ろうとする市民のかた。それを指導する消防隊員
AEDや救急法

避難梯子を下りていく市民と消防隊員
避難はしご

 

訓練用防火水槽を操作する消防隊員
訓練用防火水槽

煙の充満する通路を腰をかがめ口元をハンカチで押さえながら進む市民二人
煙体験迷路

 

このほか消火栓(地上式・地下式)も設置しました。

子供がロープを登り、消防隊員が上で確認しているちびっこレスキュー体験の画像
ちびっ子のレスキュー体験

子どもが横に貼られたロープを左から右へつたう練習を、消防隊員が手助けするちびっこレスキュー体験の画像

 

このほか、事業所の防火管理に欠かせない、訓練用自動火災報知設備や屋内消火栓設備の体験訓練があります。

最後に職員の専門的な訓練施設です。

消防隊員が壁斜面を使って救助訓練の様子
斜面などからの救助

ボンベを担いだ消防隊員が、狭い地下水路で救助訓練の様子
地下水路などからの救助

 

マスクを着けた消防隊員がライトをてらしながら、煙の充満した部屋から救助訓練する様子
煙の充満した部屋からの救助

マンホール内から救助するために、消防隊員数名がロープを使った救助訓練の様子
マンホールからの救助

 

消防隊員二人が、消防署の高所から放水する様子
高所からの消火放水

低いところや高いところから、梯子やロープを使い救助する訓練をする消防隊員数名と見学する市民たち
低高所からの救助

 

みなさん、ぜひご来庁いただき、体験訓練して下さい。

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