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ニホンカモシカについて

2020年4月9日更新

ニホンカモシカとは

掛川市内には国指定の特別天然記念物「ニホンカモシカ」が生息しています。ニホンカモシカは北海道を除く日本全国に生息する、ウシ科ヤギ亜種の日本固有種です。昭和9年「史蹟名称天然記念物保存法」にもとづき天然記念物に指定されました。戦中戦後の混乱の中、密猟が横行しその数を減少させましたが、昭和30年には現行の「文化財保護法」により特別天然記念物に昇格指定され、現在は増加傾向にあります。
成獣の体高は70センチメートルほどで体重30キログラムから40キログラム、灰褐色や黒の体毛に覆われ、ニホンジカと異なりオス、メスともに10センチメートルから15センチメートルほどの角を持っています。群れを作らず斜面の多い森林や岩場に縄張りを持って生息しています。

ニホンカモシカを見かけたら

ニホンカモシカは本来おとなしく、人に危害を加える動物ではありません。また、特別天然記念物に指定されているため、原則的に保護、捕獲、飼育等の行為は禁止されています。もし、ニホンカモシカを見かけたら下記のような対応をお願いします。

生きているとき

ニホンカモシカには帰巣本能があるため、自分で山に戻っていくと思われます。また、ニホンカモシカは外敵を避けるため崖地を好みます。崖地に取り残されるということはまずありません。
興奮させたり、逃げ道をふさがないよう注意し静かに見守りましょう。
(注)著しく交通の妨げになっていたり、人身に危害が及ぶ可能性があるときは文化・スポーツ振興課文化財係までご連絡ください。

病気やケガをしていると思われるとき

自力で山に帰ることが困難と思われるときは文化・スポーツ振興課文化財係までご連絡ください。

死んでいるとき

なるべく動かさず文化・スポーツ振興課文化財係までご連絡ください。

子供のニホンカモシカだけのとき

近くに親がいると思われます。子供は一度保護してしまうと野生復帰が困難です。近づかず静かに見守りましょう。

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