久保田市長の全力投球 第1回「熱海の災害と支援」

2021年9月29日更新

第1回 熱海の災害と支援

「物資が市役所にいっぱいに積み上がってその整理に職員が追われているので、お気持ちはありがたいが物資は今は結構です。準備が整ったらボランティアを派遣してほしい」7月3日に熱海市で発生した土石流災害の発生から4日後、同市の斉藤栄市長からお電話いただきました。被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。
斉藤市長は東北の支援にも熱心でした。10年前の平成23年5月、津波で壊滅した陸前高田市の戸羽太市長を東京に迎えて有志の市長さんたちが支援方法を話し合った会議でお会いしました。まだ内閣府に勤めていた私はこの会議後にボランティア訪問したことが陸前高田市の副市長として東北の復興に関わるきっかけとなりました。
熱海市役所からの「生鮮食品の送付はやめてくれ」との告知で思い出したのですが、陸前高田に大量のじゃがいもが事前の連絡もなしに届いて困ったことがありました。支援の大原則は、送りたいものを送るより、相手が必要とするものだけ送る。それ以外のものを送ることは、届いた相手がその処理に追われ、相手の労力を奪うことになります。
掛川市では、消防隊員を派遣して6名体制で救助支援にあたりました。また、掛川茶商協同組合とJA掛川市から寄付いただいた掛川茶960本(40ケース)を物資を必要とする沼津のボランティアセンターなどに届けることにしました。
明日は我が身。幸い大きな被害がなかった掛川市ですが、土砂災害対策を進めます。市役所や接種会場に募金箱を設置しましたので、ご協力をお願いします。市長コラムはこれから毎月書く予定です。どうかお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

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