久保田市長の全力投球 第15回「エリザベス女王を悼んで」

2022年10月1日更新

第15回 エリザベス女王を悼んで

エリザベス女王が先月、96歳で崩御されました。25歳のときから70年にわたって王位にあった女王の死に際して、英国国民の半数が涙を流したそうです。私が英国に留学していた16年前も、またその前からずっと、国民から愛される女王でした。

開かれた王室に取り組んだ女王
日本人留学生である私に対し、各国のクラスメイトは、日本の天皇陛下や皇室のことについて尋ねました。世界には、王室や皇室が存在しない国が米国を含め大半なのですが、それらの国からすれば、皇室は畏敬の対象であり、また興味をひかれるものなのだと誇らしく感じたことを思い出します。ダイアナ元妃の死を乗り越え、「開かれた王室」に向けて国民とのコミュニケーション改善に腐心してきた女王だからこそ、国民は女王を支持したのです。

掛川市と英国の深い関係
実は、掛川市も大いに英国と関係があります。19世紀イギリスのヴィクトリア朝時代の作品約7
0点が掛川市ステンドグラス美術館に収蔵・展示されています。いずれも技術的・装飾的に極めて高度な作品ぞろいです。しかも、これらの作品を間近で見ることができます。私は英国滞在
中に多くのステンドグラスを目にしましたが、それは教会の天井付近を下から仰ぎ見るものでした。フランスのバラ窓なども含め、視線の高さで見ることができる日本初の公立ステンドグラス美術館です。まだ行かれたことがない方はぜひ行って見てください。

最後の仕事は新首相の任命
ガーディアン紙は「A lifein service」という見出しをエリザベス女王への追悼記事に掲げました。まさに国民への奉仕(servise) の人生(life)として、最後のお仕事はトラス新首相を任命することでした。女王陛下に対し、心より、追悼と感謝の気持ちを捧げ、ご冥福をお祈りします。

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