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時の記念日

西暦671年天智天皇が日本で初めて漏刻(ろうこく、水時計)を設置し、漏刻博士と時守にこれを管理させました。「日本書紀」によるとこの日は4月25日であり、今の暦に直すと6月10日にあたることから、大正9年(1920年)に6月10日が「時の記念日」とされました。
現在でも、滋賀県大津市の近江神宮において漏刻祭が執り行われている他、幼稚園児・小学生を対象とした時間についての講義・絵画コンクール、時計メーカーによる時間に関するアンケートなど、時の記念日における行事は全国的に見られます。

掛川市における時の記念日行事

掛川市では昭和32年(1957年)より、掛川時計商組合が中心となり「時の記念日太鼓打ち鳴らし式」が開催されてきました。これは掛川城御殿に展示してある「報刻の大太鼓」を正午に合わせ打ち鳴らすことにより、市民の皆様に時間の大切さを知ってもらう、という行事です。この行事は平成16年(2004年)1月の掛川時計商組合の解散に伴い、平成16年度から掛川観光協会が引き継いで行っています。

報刻の大太鼓

安政2年(1855年)8月、当時掛川藩の藩主であった太田氏により、時間を告げることを目的として製作されました。
この太鼓によって時間を告げるという慣習は、明治の中頃まで続いています。平成4年太鼓の張り替えがあった際、胴内に文字が発見され、これにより、大正4年(1915年)・大正15年(1926年)・昭和41年(1966年)に張り替えが行われたことが明らかとなりました。
直径90センチメートル、長さ100センチメートル、胴回り333センチメートルです。

太鼓櫓

安政2年(1855年)の大地震後に再建されたものであり、もともとは掛川城三の丸の東南に建てられていました。大太鼓を収めて時を知らせたため、この名が付いています。その後、昭和29年(1954年)に三の丸に市庁舎が建てられる際、現在の位置に移築されました。

太鼓打ち鳴らし式

掛川城御殿の報刻の大太鼓を叩く子供の写真
掛川城御殿の報刻の大太鼓

毎年6月10日の「時の記念日」に併せて、掛川城御殿の報刻の大太鼓を打ち鳴らします。(掛川城御殿での太鼓打ち鳴らし式の様子)

 

開催日時

6月10日 午前11時40分から

開催場所

掛川城御殿

交通案内

JR掛川駅北口より徒歩約5分
東名掛川ICより車で約5分

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