令和6年8月議会において、令和5年度簡易水道事業会計決算が認定されましたので、以下のとおりご報告します。
給水の状況
令和5年度は、給水件数が207件で前年度より1件減少しました。給水量は、54,727立方メートルで前年度比1,701立方メートルの増となりました。
令和5年度も安全な水を安定的に供給することができました。
決算の概況
収益的収支の状況
簡易水道事業会計のうち、施設の維持管理や、料金徴収のための事務費など簡易水道事業を運営するための収入と支出です。
収入(税抜き)の構成割合は、水道料金が710万円で48%、市補助金が247万円で16%、その他収入が535万円で36%、合計が1,492万円となっています。
支出(税抜き)の構成割合は、施設維持・送水のための費用が1,050万円で63%、施設の減価償却費が589万円で35%、その他費用が27万円で2%、合計が1,666万円となっています。
これにより、当年度純損失は174万円となりました。今後も赤字決算が見込まれる状況は変わらないため、経費削減等に努め、事業を運営する資金を維持していくとともに安全、安心で良質な水道水の供給に努めてまいります。
資本的収支の状況
簡易水道事業会計のうち、水道施設を建設したり、整備したりするための財源(資本的収入)と費用(資本的支出)です。
財源(税込み)の構成は、配水管布設等の負担金が757万円、市補助金が67万円、合計が824万円となっています。
費用(税込み)の構成は、配水管等の建設・整備のための費用が781万円、借入金の返済が72万円、合計が853万円となっています。
資本的収入額が資本的支出額に不足する額29万円は、過年度分損益勘定留保資金(減価償却費や資産減耗費などの現金支出を伴わない費用の累積額)で補填しました。
セグメントごとの状況
簡易水道ごとの営業収支、資産及び負債等については以下のとおりです。