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原子力災害時における避難行動について

2022年10月14日更新

 浜岡原子力発電所において、万が一、重大事故が発生した場合に備えるため、避難行動などの確認をお願いします。
 事故が発生し、放射性物質が放出されるおそれがあるときは、すべての住民等に対して「屋内退避」が指示されます。放射性物質が放出された場合には、18の避難単位ごとに、一時移転あるいは避難の指示が出されます。

避難行動の流れ

避難の流れ (PNG 28.1KB)

  1. 屋内退避の実施。自宅に退避し、避難の準備を行ってください。
  2. 発電所の状況や放射線実測値などにより国が判断し、市は「避難指示」を行います。
  3. 原則、自家用車で避難。自家用車での避難が困難な要配慮者等の世帯などは広域避難所に集合し、バスや福祉車両で避難します。
  4. 発電所単独の事故による災害(単独災害)では愛知県16市町村、南海トラフ地震などによる災害(複合災害)では、富山県11市町村に避難します。

屋内退避の指示が出されたら

屋内退避の指示が出されたら

  • すみやかに屋内に入りましょう。
  • 外から帰ってきた人は顔や手を洗い、衣類を着替えましょう。(着替えた衣類はビニール袋などに入れて保管します。)
  • 換気扇やエアコンなども止め、外気の入り口も閉じましょう。
  • 食品にはフタやラップをしましょう。
  • ペットも屋内に入れましょう。
  • テレビ、ラジオ、防災行政無線、広報車などで新しく正確な情報を待ちましょう。

 市からの指示があるまでは、屋内退避をしてください。

避難や一時移転の指示が出されたら

  1. 指示の内容をよく聞きましょう。
  2. 持ち出し品の準備(素肌の露出しない上着等の準備)
  3. 電気のブレーカーを落とし、ガスの元栓を閉めましょう。
  4. 戸締りをしましょう。
  5. 隣近所で声を掛け合いましょう。
  6. 指示に従って避難しましょう。

近所の人と助け合い、市からの指示に従ってください。 

18の避難単位

 避難指示等は市内一斉ではなく、市内を18の避難単位に分割し、地区ごとに測定される放射線実測値に基づき、避難単位ごとに避難指示を行い、それぞれ定められた避難先自治体へ避難します。

避難単位及び空間放射線量率測定候補地点

避難単位及び空間放射線量率測定候補地点

避難単位及び避難先自治体一覧

避難単位 (PNG 129KB)

避難退域時検査場所

 避難の際には、必ず「避難退域時検査場所」を通過し、避難車両や身体に放射性物質が付着していないか、放射線測定を行います。放射線測定の結果、基準値以下であれば「避難退域時検査済証」が交付されます。

避難退域時検査場所設置候補地(西方)

  • 東名高速道路:遠州豊田PA、三方原PA、浜名湖SA、航空自衛隊浜松基地
  • 新東名高速道路:遠州森町PA、浜松SA
  • 国道1号:(調整中)
  • 国道150号:竜洋海洋公園
  • 県道:(調整中)
  • 森町内:町内公共施設 

避難退域時検査の手順

避難退域時検査の流れ

避難経由所

 「避難退域時検査済証」の交付後は、地区ごとに割り振られた避難先自治体へ向かうことになります。

 避難先自治体での「目的地」として、誰もが目標としやすい大きな公共施設等を「避難経由所」として位置づけ、目指していただきます。

避難経由所の役割

  • 避難者の受付
  • 避難退域時検査済証の確認
  • 避難所の振分け
  • 避難所の案内

避難先自治体及び避難経由所一覧

避難所

 避難所は、掛川市における地震災害時などと同様に自主防災会や避難者などで運営することを基本とし、市は本部などとの連絡調整を行い、避難所の運営を補助します。

掛川市原子力災害広域避難計画の方針

 掛川市では、浜岡原子力発電所における原子力災害に備え、市民の皆様が速やかな避難を実施できるように、あらかじめ避難の方法や避難先などを定めておく「掛川市原子力災害広域避難計画の方針」が策定されています。

目的

 「掛川市原子力災害広域避難計画の方針」は、

  1. 原子力災害発生時に、住民等の避難、一時移転及び屋内退避を迅速、確実に実施すること
  2. 住民等の被ばくを可能な限り低減し、安全を確保すること
  3. 平時から原子力防災体制の充実、強化を進めること

 を目的に定められました。 

掛川市原子力市民学習会

参考

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