2020年1月18日 千浜保育園の歴史に幕 66年間分の感謝伝える

2020年1月18日更新

千波保育園ありがとうの会の飾りの前で、大きな口を開けて合唱する園児たち
感謝の気持ちを込めて歌う園児たち

廊下に飾られた写真を指差しながらお母さんに抱っこされる保育園児
写真などで66年間の歴史を振り返る園児や保護者ら

令和2年4月から幼保連携型認定こども園「ちはまこども園」に移行する千浜保育園(大東福祉会 鳥居昌彦理事長)で1月18日、閉園式「ありがとうの会」が開かれ、4歳児・5歳児27人とその保護者、地域住民や関係者など約60人が園舎との別れを惜しみました。
園児が「園庭で遊ぶことが楽しかった」「パパと同じ保育園に通えてうれしかった」などの言葉や歌で感謝の気持ちを伝えたほか、写真のスライドショー、アルバムや記念誌などの展示で歴史を振り返りました。
同園は昭和29年、現在の千浜小学校正門付近に千浜村立千浜保育園として開設。多くの住民が農業に従事し乳幼児の世話ができないことから、乳幼児の健全な育成と保育の安定性確保などのニーズに沿って開園しました。その後、町村合併や移転新築などを経て、平成13年の民営化に伴い現在の千浜保育園となりました。
開設から66年間で卒園した園児は約2,100人。地域の子育て支援の拠点として、住民と協力しながら子どもたちの成長を見守ってきました。藤田紀子園長は「建物はなくなるが、たくさん遊んだ思い出を覚えていてほしい。4月からちはまこども園として、気持ち新たに地域の乳幼児教育を担っていく」と述べました。
千浜保育園は2月8日・9日に新園舎への引っ越し作業が行われ、跡地にはこども園の駐車場やプールが整備される予定です。

2020年1月18日

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