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掛川治水プランを策定しました

2024年6月4日更新

掛川治水プランについて

 掛川市では、浸水被害から市民の生命や財産を守るため、これまでも河川や都市下水路の整備等の治水対策を実施してきました。しかしながら、これらの河川整備型の治水対策を実施するためには長い時間を要します。また、気候変動による相次ぐ大型台風の襲来や集中豪雨の増加により、市内各地のみならず全国規模で浸水被害が発生している状況です。
 近年、国土交通省では「流域治水」を推進しており、河川流域全体のあらゆる関係者が協働し、流域全体で治水対策を行っています。
 このような本市を取り巻く課題や全国的な治水行政の動向も踏まえ、本市では今後10年間(令和6~15年度)で優先的に実施する治水対策を取りまとめた「掛川治水プラン」を策定しました。本計画は平成26年から令和3年の間にかけて、市内において家屋への浸水被害が確認された市内24地区を重点地区として実施しますが、従来より行っている河川整備等は引き続き実施し、さらに国や県と協力し、流域治水プロジェクトによる流域治水対策にも取り組むことで、市内全域における浸水域の軽減を図り、水害に対して安全なまちづくりを目指します。
 なお、本計画は、シミュレーションによる解析などに基づく大筋の整備内容をまとめたもので、実施にあたっては現地の詳細測量と設計、関係機関との調整等により整備内容を変更する場合があります。また、策定より5年経過後から計画見直しの作業に着手し、必要に応じて新たに家屋への浸水被害が確認された箇所の重点地区への追加や、完了地区の削除、対策内容、対策工程の修正を行います。

流域治水対策について

 流域治水とは、気候変動の影響による水災害の激甚化・頻発化等を踏まえ、堤防の整備などの対策をより一層加速するとともに、集水域(雨水が河川に流入する地域)から氾濫域(河川等の氾濫により浸水が想定される地域)にわたる流域に関わるあらゆる関係者が協働して水災害対策を行う考え方です。
 治水計画を「気候変動による降雨量の増加などを考慮したもの」に見直し、集水域と河川区域のみならず、氾濫域も含めて一つの流域として捉え、地域の特性に応じ、①氾濫をできるだけ防ぐ、減らす対策、②被害対象を減少させるための対策、③被害の軽減、早期復旧・復興のための対策をハード・ソフト一体で多層的に進めていきます。
 国では近年の水災害による甚大な被害を受け、施設能力を超過する洪水が発生するものへと意識を改革し、氾濫に備える、「水防災意識社会」の再構築を進めてきました。
 今後、この取組をさらに一歩進め、気候変動の影響や社会状況の変化などを踏まえ、あらゆる関係者が協働して流域全体で対応する「流域治水」へ転換が求められています。

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