もったいない通信⑯~水のもったいない~
~毎月9日は、もったいないを考える日です~
もったいナイン・・・ってことです
掛川市では、2050年のカーボンニュートラル(※)実現を目指して、毎月9日にもったいない通信を発信しています。
地球温暖化をどうにかしたい!でもどうしていいかわからない・・・、そんなときは、この『もったいない通信』を読んでください。
さまざまな角度から、温室効果ガスを減らす取り組みをご紹介します。
みんなで『もったいない』をなくして、カーボンニュートラルの達成を目指しましょう!
※カーボンニュートラルとは・・・温室効果ガスの排出量をできるだけ減らした後、どうしても残ってしまう分を植林やCO2吸収技術などで相殺し、合計をゼロにすることです。
節水もカーボンニュートラルにつながる!
蛇口をひねるだけで簡単に水を使える私たちの生活。しかし、その水が家庭に届くまでには、実はたくさんのエネルギーが使われています。
- 水を汲み上げるポンプの稼働
- 浄水場での水の処理
- 水を運ぶための配管の圧力調整
これらすべての工程で電力が必要です。そして、この電力の多くは化石燃料を使った発電によって供給されています。そのため、水を使えば使うほど温室効果ガスが排出されているのです。
さらに、使った水を下水処理場で浄化する際にも大量のエネルギーが必要です。つまり、節水をすることは、水を無駄にしないだけでなく、これらのエネルギー消費を減らし、結果としてCO2の排出を抑えることにもつながります。
ポイント
1世帯が一日1リットルの水を節約すると、市全体で年間約1,600キロリットル(CO2換算:約640㎏)が節約できます!これは家庭用浴槽8万杯分に相当します。
○○するとき、こんなに水が無駄になっている!
日常生活の中で、気づかないうちに「もったいない」水の使い方をしていませんか?以下は、よくある例とその無駄をCO2排出量に換算したものです。
歯磨き時に水を流しっぱなしにする
- 無駄になる水の量: 約6リットル/1分
- CO2換算: 1日2回、1分ずつ流しっぱなしにすると、年間で約6kgのCO2が排出されます。
洗濯を少量ずつ頻繫に行う
- 無駄になる水の量: 約100リットル/1回(標準的な洗濯機の場合)
- CO2換算: 週に1回余分に洗濯すると、年間で約20kgのCO2が排出されます。
これらの小さな無駄を減らすだけで、大きなCO2削減効果が期待できます。
今月のワンアクション
シャワーの時間を1分短縮する!
シャワーを出しっぱなしにすると、大量の水を無駄にしてしまいます。特に、お湯の場合は、ガスや電力も無駄にしてしまいます。
シャワーを使うときは、頭や体を洗っている間はシャワーを止めるなど「もったいない」を意識することで、シャワーの時間を1分短縮してみましょう!
- 効果: 1分短縮するだけで、1回あたり約12リットル(年間約4,380リットル)の水を節約できます。
- CO2削減量: 1日1回実践すると、年間で約22kgのCO2削減が可能です。
水を大切にすることは、未来の地球を守ることにつながります。一人ひとりの小さな行動が、カーボンニュートラルの大きな一歩になるのです。
身近な節水を実践し、水の「もったいない」をなくしましょう!
水の大切さを考える掛川城ブルーライトアップ
毎年8月1日から7日は水循環基本法で定める「水の週間」です。
この期間は水を連想させる青色で掛川城天守閣をライトアップしました!
この機会に、水に関する「もったいない」を考え、水を大切に使うよう心がけてみましょう。