1 秋葉常夜灯 庶民の秋葉山に対する信仰は、江戸中期にとても盛んになりました。常夜燈は秋葉山に参詣するための街道沿いにあるものばかりでなく、人々が火伏せの神への信仰や地域内の安全を願って建てられたものも数多くあります。
2 高札場跡 高札場とは、幕府や領主が決めた法度や掟書などを高札と呼ばれる木の札に記して、掲示しておく場所のことです。多くの人の目につくように、村の中心や主要な街道が交錯する交差点といった人通りの多い場所に設置されていました。
3 川坂屋 日坂宿の旅籠屋で、江戸時代の面影を遺す数少ない建物のひとつです。 江戸より招いた棟梁の手で、精巧な木組みと細やかな格子が造作されたといわれています。身分の高い武士や公家などが宿泊した格の高い脇本陣格であったことが伺えます。 川坂屋
6 脇本陣跡 幕末期に日坂宿最後の脇本陣を努めた黒田屋(大澤富三郎家)があった場所です。 文久2年(1862年)の宿内軒並取調書上帳には、黒田屋は間口8間・奥行15間・畳101畳・板鋪15畳・総坪数120坪あったと記されています。
8 本陣跡 江戸時代に諸大名が江戸と国元を往復した時の旅館にあてた宿駅の宿泊所を本陣といいます。 日坂宿本陣の屋号は「扇屋」で、代々片岡家が世襲で営んでいました。本陣の敷地はおよそ350坪、建坪220坪、門構・玄関付の建物で、 嘉永5年(1852年)の日坂宿の大火で全焼、再建後、明治3年(1870年)に店を閉じました。