「3つの創る力」とは?
掛川市では、急激に変化する時代の中、『「令和の日本型学校教育の構築を目指して」(令和3年1月26日中央教育審議会答申)』において、「一人一人の児童生徒が、自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き、持続可能な社会の創り手となることができるよう、その資質・能力を育成することが求められている。」と示されたことを受け、未来を担う子供たちのためにどのような「力」を育む必要があるのかを検討し、未来を切り拓く「3つの創る力」に集約しました。
これからの変化の激しい社会を生き抜いていく子供たちが、自己の可能性を見いだし、よりよい未来を創る担い手として、自らの行動に責任をもち、他者と協働しながら、主体的に考え、新たな価値を生み出し、学び続けていけるよう育てていくことが必要です。
そのために、学校教育においては、これまでの「学力観」を大転換し、授業、行事、係活動、児童会・生徒会活動等、教育活動全体を通して、未来を切り拓く「3つの創る力」が身に付くように取り組んでいきます。さらには、家庭や地域を含め、市民総ぐるみで子供たちを育んでいけるよう働き掛けていきます。
「3つの創る力」ってどんな力?(動画)
『共に創る』~3つの創る力発揮・育成授業づくりプラン~
『共に創る』は、子供たちが自ら「3つの創る力」を発揮することや、教師が授業づくりや授業改善を通して「3つの創る力」を計画的かつ意図的に育成することに重点を置いて策定した、『「3つの創る力」発揮・育成授業づくりプラン』です。
『共に創る』というタイトルに込めた願いのように、子供を主役に、教師や家庭、地域が一緒になって、共に学びを創っていくよう、本プランが、各学校において「3つの創る力」の発揮・育成に取り組む基となり、掛川市の一人一人の子供を育む教育活動の充実に資するものとなることを期待します。
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「3つの創る力」育成プロジェクトチーム
令和4年度から6年度までの3年間、市内小中学校の代表教員により構成された「3つの創る力」の理念浸透及び発揮・育成のための教育実践の推進役や市内各校並びに教職員への成果等の周知を担った組織です。
プロジェクトチームが残した成果や発信した資料等を有効に活用し、児童生徒の「3つの創る力」の発揮・育成を一層推進していきましょう。
育成プロジェクトチーム発信動画・リーフレット
令和4年度に作成した動画とリーフレットは、市内教職員の研修用のため非公開です。
市内教職員の方は、市内全職員共有フォルダにて閲覧することができます。
育成プロジェクトチーム通信
令和5年度育成プロジェクトチーム通信「3つの創る力」
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(右)No.1「3つの創る力」育成のPoint:「生きる力」のアップデート・単元を通して発揮させる・授業改善の視点
(中)No.2「3つの創る力」育成・育成のヒントに:明るいカンニング・アナログのデジタル化・学びをつなげる
(左)No.3 今、プロジェクトメンバーが今伝えたいこと
:アンケート結果・まず、やってみる・授業構想を一緒に練る・子供に学びを委ねる
令和6年度育成プロジェクトチーム通信「3つの創る力」
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(上 左)No.1 プロジェクト最終年度が意味するのは:水平展開・自走化
(上 右)No.2「3つの創る力」への意識が高まることで:日常とつなげる・仕組みを生かす・壁を越える
(下左右)No.3 今、プロジェクトチームから伝えたいこと①②:”共に”語り合おう・進めよう・挑戦しよう!
【参考】「かけがわ型スキル」とは?
「かけがわ型スキル」とは、「※21世紀型スキル」を参考にして、平成25年度に掛川市教育委員会において定めた①思考力 ②問題解決力③意思決定力④コミュニケーション力 ⑤情報の選択・活用力⑥地域や社会の中で生きるためのキャリアの6項目のスキルです。「かけがわ茶モデル」を示して、学校教育全体を通した育成を推進しました。
※世界の教育関係者らが立ち上げた国際団体「ATC21s」(The Assessment and Teaching of 21st-Century Skills=21世紀型スキル効果測定プロジェクト)が提唱する4カテゴリ10スキルの概念