久保田市長の全力投球 第18回「「人」の持続可能性」

2023年1月1日更新

第18回 「人」の持続可能性

明けましておめでとうございます。
昨年は4年ぶりに地区集会を開催し、市内29地区の全てに出席し、対話を行いました。多くの地区から草刈りの負担や自治会の担い手不足などの課題解決について要望がありました。農業生産者の後継者不足や保育・介護現場の職員不足の課題などを含め、私たちはいま、「人」の持続可能性に直面しています。

出生率が回復しても子どもの数は減っていく
さて、12月号では少子化について取り上げました。現在の掛川市の出生率は1.64ですが、これが2.07(人口規模が長期的に維持される水準)に回復してもすぐに人口が増えるわけではなく、減り続けていきます。その理由は、お母さんの候補となる20代から40代の人数がここ25年で2割も減っているからです。まさに「母数」が減っているので、出生率が2.07に回復しても生まれる子どもの数は残念ながら年々減っていきます。少子化対策が困難と言われる理由がここにあります。したがって、人口が増加するためには2.07をはるかに上回る出生率を何十年も続けていかなければなりません。

少子化対策だけでなく移住政策も
この厳しい現実を十分に受け止めながらも、掛川市総合計画では、市の人口を20年後も11万人台を維持するという目標を立てました。少子化対策だけでなく移住政策も進めることによって、将来にわたって持続可能なまちづくりを進めていきます。

誰もが待ち望んでいた対局
最後に明るい話題を一つ。本年も藤井聡太王将(五冠)が1月7日から9日にかけて掛川市にやってきます。藤井王将に挑戦するのは、羽生善治九段。将棋ファンならずとも、誰もが待ち望んでいた対局です。大日本報徳社などで開催される大盤解説会には、全国から定員の10倍を超える予約が殺到しています。盛り上がること間違いなし。ご期待ください!

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