「働き方改革2.0」の取り組みについて
令和5年度より市民サービスの更なる向上のため、働き方改革の取組を「働き方改革2.0」にアップデートし「働きがい」「働く環境」「コミュニケーション」の3本柱を位置づけました。
「働き方改革2.0」を通じて、職員のWell-being(心身ともに良好な状態、幸福)を実現することで、行政サービスを向上させ市民のWell-beingを実現する取組です。
働き方改革2.0とは
1 概要
掛川市の働き方改革は、平成29年から現在までの様々な業務改善の取組により、平成27年度比で30%の時間外勤務時間の削減を実現しています。しかしながら、人口減少の影響は大きく、ここ数年、予定する採用数を確保できていません。安定継続的な行政サービスの提供のためには、業務改善の継続に加え、選ばれる市役所になるための改革が必要となります。
今後の「働き方改革」は、手法やツールの導入による業務効率化(働く量)を中心とした改革から、働きやすさや働きがい(働く質)に注目した改革にバージョンアップし、方針と取組を「働き方改革2.0」として公表しました。
2 掛川市の現状(組織風土)
令和5年度に実施したエンゲージメントサーベイの結果から、掛川市の職員は、目標や使命に対して責任を持って関わり、高い貢献意欲を持ち自発的・主体的な努力と行動を取っている職員が8割以上いることが明確となりました。
また、部下が上司に対し自分のために時間を取ってくれている実感を持つなど、風通しが良く、相談や意見が言いやすい雰囲気、チームメンバーに恵まれていると感じている職員が7割強と関係性が良好である職場が多いことも組織としての強みです。
一方で、働きがいに影響する経営方針の浸透やエンゲージメントスコアに大きな影響を与える労働時間に関する課題が明確になったことから、今後持続可能な行政サービスを提供するためには、「働きがい」「働く環境」「コミュニケーション」の3本柱に取り組むことで、市民サービス向上を目指します。
3 令和6年度の取組
市民サービス向上のため、働き方改革2.0の「働きがい」「働く環境」「コミュニケーション」の3本柱に注力して取り組む
詳細は、添付資料をご覧ください。
働きがいの取組
- 経営方針の浸透による働きがいの向上
- 人事評価制度による成長・貢献実感を得る
働く環境の取組
- 業務量の削減によるエンゲージメントの向上
- 手のひら市役所をはじめとするペーパーレスの推進
- テレワーク、時差勤務などの制度による柔軟な働き方の推進
コミュニケーションの取組
- マネジメント層に対する人材活用支援
- カエル会議による理想の働き方の実現
- チューター制度の導入による関係性づくり
- 1on1ミーティングの推進による心理的安全性の確保