掛川市人生100年時代構想

2019年8月21日更新

掛川市人生100年時代構想を策定しました。

掛川市では、長くなった人生に合わせて、人の生き方、社会システム、自治体の施策について、改めて見直していく必要があると考え、その参考や視点としてもらうため、掛川市人生100年時代構想をまとめました。
この構想は、1つ目として市民の皆さんに向けての「人生100年時代の生き方・暮らし方」、2つ目として掛川市・地域社会に求められる視点としての「人生100年時代の掛川市と地域社会」の構成となっています。詳細については、以下のとおりです。

掛川市人生100年時代構想の概要

これまでの経緯

平成30年8月 市議会全員協議会で人生100年時代構想を策定することを報告
平成30年11月 政策アドバイザーや有識者との意見交換会を3回開催
平成30年12月 意見交換会の意見のとりまとめ
平成31年1月 庁内説明・意見の反映、庁議
平成31年2月 市議会全員協議会で人生100年時代に関する考察について説明
令和元年5月 市政策アドバイザーや有識者への確認、庁内意見聴取

序章 さまざまな仕事が生みだせる社会を 人生100年時代の課題 内山節 氏

  • 多くの人が長生きとなったが、幼年期から老年期へと変遷していく人生自体は変わっていない。今の問題は、誰もが経験する人生の変化と、社会のあり方が調和しなくなってきていることにある。
  • 近代以前の伝統社会では、働くこと、暮らすこと、自律的な地域社会をつくることが一体のものとして展開され、高齢者の働く世界もつくりだしていた。
  • 人生100年時代の課題は、たえず様々な仕事が生まれる地域社会や、誰もが社会の中で有益な役割をもって生きるという社会を創っていくことではないか。

市民の皆さんに向けて「人生100年時代の生き方・暮らし方」

目指す姿 生涯自立し、学び続け、豊かに生きていく

政策アドバイザーや有識者のご意見をもとに、人生100年時代における生き方、暮らし方について、3つの要素「健康」「学び」「働き」に着目し、それぞれの目標や人生のステージごとの取り組みをまとめました。

(1) 健康 生涯お達者・すこやかな心と体

  • 人が活動していく上で、健康な心や体はその基盤となります。
  • 人生100年時代の健康は、若い頃から心身の向上を図り、健康を意識した生活を心掛け、健康長寿を伸ばしていくことが大切です。
  • 年齢を重ねるにつれて、体力が衰え、病気になることはある意味仕方の無いこと。それらを受け入れ、自らの尊厳を保ちながら、心や体とうまくつきあっていくことも大切です。

(2) 学び 教養を身につけ、生涯学び続ける

  • インターネット等により社会に情報があふれる中で、情報を取捨選択し、有用な情報を社会やそれぞれの暮らしに役立てていくことが求められます。
  • 長くなった人生にあわせて、生涯にわたって教養を身につけることは、人生を豊かにすることにつながります。
  • 意欲を持って自己研鑽に励み、学び直しをしていくことも重要です。

(3) 働き 生涯現役、役立ち合う多様な働き

  • 働くことは、その対価によって経済的に自立する目的がある一方で、社会とのつながりを保ち、生きがいともなる大きな存在です。
  • 人生100年時代においては、生涯現役を志し、その時々に応じた多様な働き方が求められます。
  • 将来の自らの方向性を考えつつ、自らの役割やキャリアをどうしていくかについて、絶えず自問自答していくことが大切です。

掛川市・地域社会の取り組み「人生100年時代の掛川市と地域社会」

市の将来像 希望が見えるまち・誰もが住みたくなるまち掛川

  • これからの時代に求められる9つの視点についてまとめました。
  • 人生100年時代に向かう中で、様々な主体がまちづくりを展開していく上での着眼点としてもらうほか、掛川市総合計画の改定にも反映していきます。
  1. 地域の特性を大切に育み、魅力に変える
  2. 新しい公共モデルとなる協働のまちづくり
  3. 未来を担う子どもたちに向けての取り組み
  4. 地域循環共生圏やSDGs(エス・ディー・ジーズ)の視点を入れた取り組み
  5. 多極ネットワーク型コンパクトシティ
  6. 産業のイノベーションが継続的に起こるまち
  7. 多様性を認め合う地域社会の構築
  8. 地域包括ケアシステムの拡充、孤独社会への対策
  9. 広域連携やスマート自治体への取り組み
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