久保田市長の全力投球 第2回「全国初 緑茶リキュール特区」

2021年9月29日更新

第2回 全国初 緑茶リキュール特区

茶の生産で静岡県が鹿児島県に抜かれたというニュースが話題となりました。農林水産省によると、令和元年の県内の茶の産出額は、前の年に比べおよそ2割減少し251億円。鹿児島県の252億円に抜かれ、50年以上守り続けてきた首位の座を譲る形となりました。
関係者の間では、抜かれるのは時間の問題と言われていましたが、私にとっても大変な衝撃でした。とはいえ、我々のライバルはもはや鹿児島県とも言えず、コーヒーや紅茶、その他の飲料ではないでしょうか。ペットボトル茶の需要は増えていますが、リーフ茶需要は右肩下がりで緑茶消費は低下しています。
そのような中、緑茶を原料としたリキュール特区が本年7月に全国で初めて内閣総理大臣から認定されました。酒類製造免許は最低製造数量が年間6キロリットルと定められていますが、特区になると1キロリットルに引き下げられます。このたび満水の松下園が提案したアルコール度数12度程度で濃い緑色のシャンパン風の飲み物はどんなお味でしょうか。
最近は水出し緑茶の需要が高まり、専用ボトルも売れているようです。また、月夜の茶摘み会は遠方のお客さんからも大変な人気です。「消費」については従来からの飲み方に加え、新たな楽しみ方を提案することが大事です。「生産」の方も、効率化や収益確保ができるよう、取り組んでいきます。
市は2年前に緑茶の消費拡大を目的に「緑茶で乾杯条例」を制定していますが、コロナが収まった後はこの緑茶リキュールで乾杯してみたいです。来月からは市民芸術祭「かけがわ茶エンナーレ」が行われます。
市民みんなの創意工夫でお茶のまち掛川の活性化をしていきましょう。

特区使用写真 (JPG 2.12MB)

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