「掛川市学校再編計画」

2023年8月25日更新

「掛川市学校再編計画」を策定しました

激しい変化が予想されるこれからの社会で「生きる力」や、将来地域の役に立ちたいという「郷土愛」をもった子どもたちを育んでいける学園づくりを進めたいと考え、令和4年度に開催した市民意見交換会や、令和5年度に実施したパブリックコメント・保護者意見交換会等を踏まえて、未来の子どもたちのために「掛川市学校再編計画」を策定しました。
今後、この計画に基づいて学校の再編・統合を進めていきます。

計画の概要についてお知らせいたします。

言葉の定義

このページ及び計画内での「学校再編」と「学校統合・統廃合」の定義は下記のとおりです。
学校再編」:小学校と中学校等の異なる校種の学校を1つにすること
学校統合・統廃合」:小学校と小学校、中学校と中学校の同一校種の学校同士を1つにすること
今回の計画では、再編と統合の両方について方針を定めています。

学校再編・統合の目的

「新しい学力観・授業観」、「少子化」、「施設老朽化」に対応し、
子どもたちにより良い教育環境を提供し、
掛川市の教育の質を一層向上させる
」ことを目的とします。

新しい学力観・授業観

1. 子どもたちに求められる学力

新しい学力観.png変化が激しく、予測困難なこれからの時代において、子どもたちは自ら課題を見つけ、自ら学び、自ら考え、自ら判断して行動し、よりよい社会や人生を切り拓いていく力が求められます。義務教育の9年間での「主体的・対話的で深い学び」を通して、これまで重視されてきた「知識・技能」だけではなく、未知の状況にも対応できる「思考力、判断力、表現力」、学んだことを社会や人生に生かそうとする「主体性、多様性、協働性」を確実に育む必要があります。

2. 求められる学力を育むための授業

変化の激しい社会を生き抜くためには、自ら課題を見つけ、仲間と協力しながら解決していくことが求められています。そのために重要になるのが「思考力・判断力・表現力」や「主体性・多様性・協働性」です。

授業の変化.pngこれらの能力を育むために、学校の授業は、先生が子どもたちに知識を伝達する「一斉型の授業」から、子どもたちが主体となって「仲間との議論や学び合い」をする授業が増えています。

新しい学力観・授業観に対応し、子どもたち同士での学び合いができるような教育環境を整備するためには、一定規模の学校が必要です。

少子化

児童・生徒数の減少

平成元年度の児童・生徒数と令和5年度を比較すると、この35年間で4,676名(32.8%)減少しています。
児童生徒数推移_R5.png

また、令和元年以降の出生数は900名を下回る状況です。

出生数_R5v2.png

学校教育において、小中学校では一定規模の児童・
生徒数が望ましいと考えられています。しかし、現在掛川市の小学校22校のうち11校では全学年が1クラスとなっており、子どもたちは6年間クラス替えを経験せずに中学校に進学します。また、令和7年度には一部の小学校で複式学級の発生が想定されます。少子化の進行により望ましい環境の確保が難しくなる見込みであることから、再編や統合によって教育環境を改善していく必要があります。

※複式学級とは:2つ以上の学年で構成される学級のこと。
1人の教員が同時に2学年の授業を行う。

【参考①】小規模校のメリット・デメリット

下記にあるような小規模校のメリット・デメリットを正しく把握した上で、これからの子どもたちに求められている力を育むために、望ましい環境の整備に努めます。

小規模校のメリットデメリット.png

【参考②】複式学級の条件

複式学級とは、2つ以上の学年で構成される学級のことを指します。
1人の教員が同時に2学年の授業を行うことになります。

小学校にて複式学級が発生する条件は下記です。

複式基準.png

静岡県は国よりも少ない人数を基準としています。

複式学級が発生すると、教職員の定員数も下記のように減少します。

複式_教員数.png

児童数が国の基準を下回ると、担任を持たない教員がいなくなります。
担任の出張や体調不良時等の対応が難しくなります。

施設老朽化

掛川市内の学校施設は、多くが昭和40~50年代にかけて整備されており、中には建築後60年が経過している施設もあります。
全国的に見ると外装のモルタルやコンクリート片の落下等、児童・
生徒の安全を直接脅かすような事例も発生していることから、
適切な維持管理を行い、安全性・機能性を確保することが求め
られます。

老朽化_R5.png

(全国の鉄筋コンクリート造校舎の平均使用年数は、おおむね42年。平成27年4月 文部科学省資料より)

学校再編の基本方針

計画の目的である「子どもたちにより良い教育環境を提供し、
掛川市の教育の質を一層向上させる」
ための基本方針として下記を定めます。

園小中一貫教育の推進

15年間を見通した掛川市ならではの教育課程を編成し、地域の実情に応じた「かけがわ型園小中一貫教育」を進めていきます。

平成29年度に一貫教育推進の基本方針を策定しています。詳細は下記Webページからご確認いただけます。

掛川市小中一貫教育推進基本方針

中学校区学園化構想の推進

園・小中学校間の連携をより強化するとともに、地域と学校が目指す子どもの姿に向けて一体となって取り組むことを推進します。

中学校区学園化構想については下記Webページからご確認いただけます。

中学校区学園化構想

多様な教育活動ができる集団規模の確保

多種・多様なグループ活動や交流を行い、協働的な学びを充実させるために、望ましい学校規模の確保に努めます。

安全・安心な教育施設の整備

小中学校施設の老朽化度を基本に再編整備を進めるとともに、既存の学校の安全確保のための維持管理を行っていきます。

地域とともにある学校の推進

地域の生涯学習の拠点とすることなどに配慮した施設整備を、地域の意見を聞きながら検討していきます。

学校再編の進め方

住民との対話

再編を行う際には、住民の皆様と協議をしながら新たな学園づくりを進めていきます。

中学校区ごとに順番に着手

すべての学校を同時並行で再編整備していくことが難しいため、中学校区ごとに優先度を定めて、その順番に基づいて地域との協議をスタートします。

下記を考慮の上、順番を設定しました。
① 学校施設の老朽化の状況
② 児童生徒数の増減の状況
③ 災害発生の想定状況
④ 地域の意向

再編_中学校区順位.png

小学校の統合

児童数が100人未満の小学校、特に複式学級の発生が危惧される学校については、上記で定めた順番に関わらず、速やかに統合に向けた検討をスタートさせます。

児童・生徒の事前交流

再編・統合による児童・生徒の不安をできる限り軽減し、新たな学校生活に円滑に移行できるよう、学校間での事前交流の実施や相談体制の充実を図ります。

学校跡地の有効活用

再編・統合後の学校施設や用地については、地域の意見を伺いながら取り扱いの検討を進めます。

スケジュール

計画期間は令和5年度(2023年度)から令和34年度(2052年度)までの30年間とします。長期間にわたるため、児童・生徒数の推移や社会情勢の変化、計画の進捗状況等を考慮し、概ね5年ごとに計画の見直しを行います。

再編計画スケジュール.png

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  • 市民意見交換会
    意見交換会での説明資料、会場で出たご意見と質疑応答を掲載しています。

 

  • パブリックコメント
    パブリックコメントでいただいたご意見と市の考えについて掲載しています。
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