認知症について

2024年9月20日更新

令和元年6月18日に「認知症施策推進大綱」が閣僚会議にて決定されました。基本的考え方は、認知症の発症を遅らせ、認知症になっても希望を持って日常生活を過ごせる社会を目指し認知症の人や家族の視点を重視しながら「共生」と「予防」を車の両輪として施策を推進する考え方です。掛川市ではこの「認知症施策推進大綱」の基本的考え方を基に、認知症があってもなくても住み慣れた地域で尊厳が守られ、自分らしく暮らし続けるために、市民みんなが認知症を正しく理解し、地域で見守っていけるような体制づくりを目指しています。

認知症について知りたい方へ

認知症月間

1994年、国際アルツハイマー病協会(ADI)と世界保健機関(WHO)は共同で、毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定しました。また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、様々な取組を行っています。それに合わせて日本では、令和6年(2024年)1月1日に施行された「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」において、9月を「認知症月間」と定め、認知症についての関心と理解を深める行事が、全国各地で行われます。

こどもの時から認知症について知ってみよう!

認知症は高齢者だけの病気ではありません。若い人だと30代から認知症になる場合もあります。

これから大人になるあなたへ、認知症を知り、自分だったら何ができるか一緒に考えてみませんか。

認知症本人大使「希望大使」

令和元年6月にとりまとめられた認知症施策推進大綱(※1)では、「普及啓発・本人発信支援」を認知症施策の柱の1つとしています。
厚生労働省では、認知症の人本人からの発信の機会が増えるよう、7人の認知症本人の方を「希望大使」として任命しました。「希望大使」には、国が行う認知症の普及啓発活動への参加・協力、国際的な会合への参加、認知症とともに生きる希望宣言(※2)の紹介等に取り組んでいただいています。

認知症本人大使「希望大使」(厚生労働省)(外部リンク)

認知症とともに生きる希望宣言 (PDF 850KB)※2

 

認知症についての相談先および認知症初期集中支援チームについて

認知症の相談先

認知症についての相談先はお近くの地域包括支援センターへお問い合わせください。
各地域包括支援センターには「認知症地域支援推進員」が配置されています。
「認知症地域支援推進員」とは、認知症の容態に応じて、すべての期間を通じて必要な医療・介護及び生活支援を行うサービス機関が有機的に連携できるよう支援し、認知症の人やご家族を支援する相談業務等を行っています。

掛川市役所長寿推進課予防支援係(電話番号:0537-21-1364)

地域包括支援センター

・中部地域包括支援センター(電話番号:0537-21-1338)

・西部地域包括支援センター(電話番号:0537-23-8669)

・東部地域包括支援センター(電話番号:0537-61-5050)

・南部大東地域包括支援センター(電話番号:0537-72-6640)

・南部大須賀地域包括支援センター(電話番号:0537-48-5370)

相談日時:月曜日から金曜日 午前8時30分から午後5時15分

認知症初期集中支援チーム

「最近、物忘れが多くなった」「何度も同じことを話したり、聞くことが多くなった」「家の鍵や通帳、カードなど大切な物を何回もなくしてしまう」など、認知症かもしれないと気になり始めた頃から、医療・介護等の複数の専門職で構成された「認知症初期集中支援チーム」が、概ね6ヶ月の支援期間を目安に、認知症の人やそのご家族を訪問し、適切なサービスのご提案や、家族へのサポート等を行います。

対象者

40歳以上で、在宅で生活しており、かつ認知症が疑われるまたは認知症の人で以下の1、2のいずれかに該当する人

  1. 医療サービス、介護サービスを受けていないまたは、中断している人で次のいずれかに該当する人
    (ア)認知症疾患の臨床診断を受けていない人
    (イ)継続的な医療サービスを受けていない人
    (ウ)適切な介護保険サービスに結びついていない人
    (エ)診断されたが介護サービスが中断している人
  2. 医療サービス、介護サービスを受けているが認知症の行動・心理症状が顕著なため対応に苦慮している人

注 上記に該当する人全員が認知症初期集中支援チームの支援対象になるとは限らず、ほかの相談機関が対応する場合もあります。

認知症疾患医療センター

県内には15か所の認知症疾患医療センターがあります。掛川市近辺では中東遠総合医療センターに認知症疾患医療センターがあり、認知症の鑑別診断や専門医療相談等を実施しています。認知症疾患医療センターの受診にあたっては、事前予約が必要です。なお、原則かかりつけ医等からの紹介が必要となりますので。必ず事前に電話で確認してください。

静岡県認知症コールセンター

認知症の人やご家族が抱える悩みや疑問は、認知症の医療に関すること、介護サービスの利用方法や介護そのものの悩みなど多岐にわたります。このため、認知症の知識や介護技術の面だけでなく、精神面も含めた様々な支援が必要となります。
認知症介護の経験者が、同じ立場、仲間の立場で相談対応をします。

  • 相談日時:毎週月曜日、木曜日、土曜日 、日曜日(週4回)の午前10時から午後3時(祝祭日及び年末年始を除く)
  • 問い合わせ先:静岡県認知症コールセンター(電話番号:0120-123-921)

若年性認知症相談窓口

若年性認知症の人やご家族に対し、その置かれた状態に応じた適切な支援を行うため、静岡県社会福祉士会に「静岡県若年性認知症相談窓口」を開設しています。
相談窓口には、若年性認知症支援コーディネーターを配置し、医療、福祉、就労等の総合的な支援を行います。

  • 相談日時:毎週月曜日、水曜日、金曜日 午前9時から午後4時(祝祭日及び年末年始を除く)
  • 問い合わせ先:静岡県総合社会福祉会館シズウェル4階(電話番号:054-252-9881)

認知症サポーター養成講座

認知症について正しく理解し、接し方などを学びます。

認知症サポーターキャラバンの文字とロバのイラスト

  • 問い合わせ先:掛川市役所 長寿推進課 予防支援係(電話番号:0537-21-1364)

認知症カフェ

 認知症の人やご家族や友人、地域の方、誰もが気軽に参加できて、自由にゆっくり話をすることができる場所です。
 認知症カフェは、看護師、保健師、社会福祉士、ケアマネジャー等の専門職と共にお互いの悩みを共有したり、認知症について学べます。

  • 問い合わせ先:掛川市役所 長寿推進課 予防支援係(電話番号:0537-21-1364)
    日程や会場は、下記のちらし(PDF)をご覧ください。
  • 茶のみやcafe~認知症カフェ~ちらし茶のみやカフェ チラシ(PDF 930KB)

茶のみやかふぇののぼり。ピンクの生地に茶の宮きんじろうのイラストが描かれている。

茶のみやカフェの入口に手作りの看板が置いてある様子。

 

認知症のご家族を介護している方へ

 笑顔のつどいは、認知症のご家族等を介護されている人のためのおしゃべりサロンです。同じ立場のみなさんと一緒に、日頃の悩みや不安を解消しませんか。

  • 問い合わせ先:掛川市 社会福祉協議会
    地域福祉課 生きがい支援係 0537-22-1294

日程や会場につきましては、下記のちらし(PDF)をご覧ください。

成年後見制度について

財産管理や契約代行についてのご相談は、以下のリンクをご覧ください。

掛川市徘徊高齢者伝言板システムについて(どこシル伝言板)

認知症等で見守りが必要な人へQRコードラベル・シールを配布しています。(登録制です。)
以下のリンクをご覧ください。

  • 問い合わせ先:掛川市役所 長寿推進課 予防支援係(電話番号:0537-21-1364)

認知症ヘルプマーク

掛川市では認知症などで徘徊する方が困っていることを分かりやすくすることで、早期保護につなげ、家族の介護負担を軽減する「認知症ヘルプマーク」を配布しています。

マークは平成29年度から運用しているシール式と併用して使用。貼られている二次元コードを読み取ると、家族に発見情報を送信できます。

マークの大きさは縦7センチ、横8センチで、認知症の人とそのご家族の声をもとに、デザインを4種類作成しました。

【対象者】市内在住で要介護・要支援の認定、または認知症の診断を受けた徘徊行動のある人

【申請方法】下記を掛川市役所長寿推進課へ提出。

対象者の写真(全身、顔が分かるもの各1枚)、掲示板に登録するメールアドレス(最大2人)、申請書徘徊高齢者見守りネットワーク事業利用申請書 (PDF 122KB)

【配布物】認知症ヘルプマーク2枚、二次元コード40枚(*承認決定後に配布。)

  • 問い合わせ先:掛川市役所 長寿推進課 予防支援係(電話番号:0537-21-1364)
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