掛川市に住む生き物たち:植物
掛川市で見られる生き物たち(植物)をご紹介します。
市民の皆様で、ご提供いただける写真があれば是非お寄せください。
写真をクリックすると拡大します。
キキョウ
撮影者 太田峰夫氏 (市内)
名前/希少性
キキョウ (キキョウ科) /希少
時期
7月から9月(花期)
説明
日当たりの良いやや乾いた山野の草地に生える多年草。茎は高さ50センチメートルから100センチメートル以上となり、葉は長さ4から7センチメートル、幅1.5センチメートルから4センチメートルの長卵形でほとんど無柄。7月から9月ころに青紫色の花を数個つける。
平成17年度では、市内で3地点で生育を確認。
静岡県レッドデータブック:絶滅危惧2類
環境省レッドデータブック:絶滅危惧2類
エビネ
撮影者 太田峰夫氏 (市内)
名前/希少性
エビネ(ラン科)/希少
時期
4月から5月(花期)
説明
やや暗い湿り気のある林下に生える多年草。長楕円形で長さ15センチメートルから25センチメートルの葉が2から3枚つく。花期は4月から5月で、葉心から高さ20センチメートルから40センチメートルの茎を1本出し8個から15個の花をつける。花径は2センチメートルから3センチメートルで花被片は黒褐色、唇片は淡紫または紅紫色をしている。
平成17年度では、市内で7地点で生育を確認。
静岡県レッドデータブック:準絶滅危惧
環境省レッドデータブック:準絶滅危惧
クマガイソウ
撮影者 市環境政策課
名前/希少性
クマガイソウ(ラン科)/希少
時期
4月から5月(花期)
説明
多年草。低地から山地の自然林や植林地、竹林など多様な環境に生育している。高さ20センチメートルから40センチメートル。直径約10センチメートルの花を1個つける。
平成17年度では、市内で4地点で生育を確認。
静岡県レッドデータブック:絶滅危惧2類
環境省レッドデータブック:絶滅危惧2類
スジヒトツバ
撮影者 太田峰夫氏 (市内)
名前/希少性
スジヒトツバ (スジヒトツバ科) /希少
時期
なし
説明
小型から中型の常緑性シダ植物。二形葉で、栄養葉は単葉。湿度の高い崖地に生息し、小笠山が北限自生地。県内では小笠山のみに生息。
平成17年度では、市内で1地点で生育を確認。
静岡県レッドデータブック:絶滅危惧1B類
環境省レッドデータブック:なし
オニバス
撮影者 市環境政策課、 廣畑雅己氏(菊川市)
名前/希少性
オニバス(スイレン科) /希少
時期
8月から9月(花期)
説明
1年生の浮葉植物。本州・四国・九州に分布。暖帯の池沼、ため池など富栄養の水中に生育する。全体に鋭い刺がある。濃紫色の花をつける。池沼の開発・整備などで多くの山地が失われた。市内中新井池のものは、県の天然記念物に指定されている。県内では西部・中部に分布。
平成17年度では3地点で生育を確認。
静岡県レッドデータブック:絶滅危惧2類
環境省レッドデータブック:絶滅危惧2類
シュスラン
撮影者 太田峰夫氏 (市内)
名前/希少性
シュスラン(ラン科) /希少
時期
8月から9月(花期)
説明
多年草。本州から九州に分布。暖帯の針葉樹林や広葉樹林の腐葉土の暑い林内に生育する。
静岡県レッドデータブック:要注目種
環境省レッドデータブック:なし
ミズマツバ
撮影者 太田峰夫氏 (市内)
名前/希少性
ミズマツバ(ミソハギ科) /希少
時期
8月から10月(花期)
説明
1年草。本州から沖縄に分布。水田・池沼、中小河川の河口など、日当たりのよい場所に生育する。近年産地の消失によって、減少してきている。
平成17年度では1地点で生育を確認。
静岡県レッドデータブック:準絶滅危惧
環境省レッドデータブック:絶滅危惧2類
ウラシマソウ
撮影者 廣畑雅己氏(菊川市)
名前/希少性
ウラシマソウ(サトイモ科)
時期
4月から5月(花期)
説明
多年生草本。葉は1個で鳥足上に深裂。花(仏焔苞という)は暗紫色、その先端部は尾状で下垂する。日本固有種で、北海道南部以南に生育。山口県では絶滅危惧1A類に指定されている。
ハナイカダ
撮影者 廣畑雅己氏 (菊川市)
名前/希少性
ハナイカダ(ミズキ科)
時期
4月から6月(花期)
説明
落葉低木。葉の上に花が咲くのが特徴で、花は淡緑色。雌雄異株。北海道南部以南の森林に自生。
写真は東山口で撮影。
ホウチャクソウ
撮影者 廣畑雅己氏 (菊川市)
名前/希少性
ホウチャクソウ(ユリ科)
時期
4月から5月(花期)
説明
日本全国、朝鮮・中国に分布する多年草。林縁や谷沿いなどの森林中に生育する。白い釣り鐘状の花を先端に付ける。花弁の先端は緑色を帯びる。
写真は東山口で撮影。
マムシグサ
撮影者 廣畑雅己氏 (菊川市)
名前/希少性
マムシグサ(ユリ科)
時期
5月(花期)
説明
北海道から九州に分布する多年草。明るい森林や谷沿いのやや湿った場所に生育する。花の苞は画像のように緑色のものから褐紫色を帯びるものまであり、地方変異が大きい。茎に褐紫色の模様があり、マムシの皮膚の模様に似ていることが名前の由来。 写真は東山口で撮影。
ギンラン
撮影者 太田峰夫氏 (市内)
名前/希少性
ギンラン(ラン科)
時期
5月から6月(花期)
説明
北海道から九州に分布する多年草。低地から山地の林内に生え、茎頂の花序に、長さ約1センチの白色の花を5から10個つける。掛川では珍しい種。
写真は大池公園北で撮影。
ホテイアオイ
撮影者 廣畑雅己氏 (菊川市)
名前/希少性
ホテイアオイ(ミズアオイ科)
時期
6月から11月(花期)
説明
外来種。南アメリカ原産。明治中期に観賞用、家畜飼料として導入された。本州以南の暖かい地方で野生化している。浮遊性の水草で、水面を覆い尽くし光を遮ることで在来の水生植物の生存を脅かすことなどが指摘されており、環境省が要注意外来生物に選定している。
ヒシ
撮影者 廣畑雅己氏(菊川市)
名前/希少性
ヒシ(ヒシ科)
時期
6月から10月(花期)
説明
全国の池沼で普通にみられる水草。一年生草本。花は6月くらいから咲き続け、秋に刺がある果実を付ける。
写真は田ヶ池で撮影。
カラスウリ
撮影者 廣畑雅己氏(菊川市)
名前/希少性
カラスウリ(ウリ科)
時期
8月から9月(花期)
説明
本州から九州に分布する。林縁・やぶなどに生育する。レース状の花をつける。花は、夜暗くなってから開き、夜明け前にはしぼむ。雌雄異株。
ハンゲショウ
撮影者 三浦謙二氏(市内)
名前/希少性
ハンゲショウ(ドクダミ科)
時期
6月から8月(花期)
説明
本州から沖縄に分布する。水辺や湿地などに生育する。名は、半夏生(夏至から11日目)の頃に花が咲くことに由来しているといわれている。
写真は市内浜野で撮影。
ホタルブクロ
撮影者 廣畑雅己氏(菊川市)
名前/希少性
ホタルブクロ(キキョウ科)
時期
6月から7月(花期)
説明
北海道から九州に分布する。多年草。山野の林縁などに生育する。釣鐘形の花を咲かす。
ヤマハッカ
撮影者 太田峰夫氏(掛川市)
名前/希少性
ヤマハッカ(シソ科)
時期
9月から10月(花期)
説明
北海道から九州に分布する。多年草。山野の林縁などに生育する。枝の先に小さな花をたくさんつける。