掛川市水道事業の決算状況

2023年10月2日更新

 令和5年9月議会において、令和4年度水道事業会計決算が認定されましたので、以下のとおりご報告します。

給水の状況

 令和4年度は、給水件数が50,651件で前年度より564件増加しました。給水量は、14,407,674立方メートルで前年度比245,780立方メートルの減となりました。
 また、静岡県大井川広域水道企業団からの受水量は、1日最大使用水量46,000立方メートル、年間配水量の約88%を占める14,911,660立方メートルを受水し、安全な水を安定的に供給することができました。

決算の概況

収益的収支の状況

 水道事業会計のうち、施設の維持管理や、料金徴収のための事務費など水道事業を運営するための収入と支出です。

3条収入支出(1).jpg  

 収入(税抜き)の構成割合は、水道料金が25億2,833万円で84%、その他収入が4億7,614万円で16%、合計が30億447万円となっています。

 支出(税抜き)の構成割合は、水の購入費用が11億2,100万円で40%、施設の減価償却費が8億8,315万円で32%、施設維持・送水のための費用が7億2,409万円で26%、借入金の利息が6,450万円で2%、合計が27億9,274万円となっています。

 本年度の事業収益は、30億447万円となり、昨年度より7,768万円の増となりましたが、主体となる給水収益は、家庭用・工場用の使用水量が減少したことにより、4,225万円の減となりました。一方、事業費用については27億9,274万円となり、施設維持・送水のための費用である物件費、動力費が増加したため、1億5,290万円の増となりました。これにより、当年度純利益は2億1,173万円となりました。
 また、本年度は、物価高騰に伴う支援事業として令和5年2月、3月分の水道料金について基本料金の免除を行いました。
 今後は計上された利益を管路の耐震化の推進などに有効活用し、安定給水に向けた施設更新を行い、ポストコロナ時代の中でも安全、安心で良質な水道水の供給に努めていきます。

資本的収支の状況

 水道事業会計のうち、水道施設の建設をしたり、管路の整備をしたりするための財源と費用です。

4条収入支出(2).jpg  

 財源(税込み)の構成は、借入金が5億円、国庫補助金7,883万円、配水管布設等の負担金が3,997万円、市等補助金が2,068万円、合計が6億3,948万円となっています。

 費用(税込み)の構成は、配水管等の建設・整備のための費用が13億2,519万円、借入金の返済が2億3,383万円、国庫補助金返還が470万円、合計が15億6,372万円となっています。

 本年度は、逆川菖蒲ケ池系統の基幹管路の耐震化を進めるとともに、駅前通り等の老朽管の更新工事を行いました。
 また、貴重な自己水源の確保のため、主要施設である原里浄水場の改修工事を終了するとともに、現在は、原谷配水池の改修工事を進めております。
 資本的収入額が資本的支出額に不足する額9億2,424万円は、損益勘定留保資金(減価償却費や資産減耗費などの現金支出を伴わない費用の累積額)などで補填しました。

ダウンロード

令和4年度掛川市水道事業損益計算書 (PDF 62.6KB)                                               令和4年度掛川市水道事業貸借対照表 (PDF 101KB)

水道水1立方メートルあたりの単価

 本年度、1立方メートルの水を給水するために必要となった費用(給水原価)は167.92円でした。

1立方メートルあたりの費用(2).jpg

 給水原価の内訳は、受水費が70.34円、資本費が59.47円、人件費が7.11円、修繕費が7.03円、動力費が4.13円、その他が19.84円、合計が167.92円となっています。

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