掛川市水道事業の決算状況

2022年10月3日更新

令和4年9月議会において、令和3年度水道事業会計決算が認定されましたので、以下のとおりご報告します。

給水の状況

令和3年度は、給水件数が50,087件で前年度より420件増加しました。給水量は、14,653,454立方メートルで前年度比154,702立方メートルの減となりました。
また、静岡県大井川広域水道企業団からの受水量は、1日最大使用量46,000立方メートル、年間配水量の約88%を占める14,822,267立方メートルを受水し、安全な水を安定的に供給することができました。

決算の概況

収益的収支の状況

水道事業会計のうち、施設の維持管理や、料金徴収のための事務費など水道事業を運営するための収益と費用です。

収入構成割合(収益的).png  支出構成割合(収益的).png

収入の構成割合は、水道料金が257,057万円で88%、その他収入が35,621万円で12%、合計が29億2,678万円(税抜き)となっています。

支出の構成割合は、施設維持・送水のための費用が57,468万円で22%、水の購入費用が111,814万円で42%、施設の減価償却費が87,943万円で33%、借入金の利息が6,759万円で3%、合計が26億3,984万円(税抜き)となっています。

本年度の事業収益は、収益の主体である給水収益が減となりましたが、長期前受金戻入等が増加したため、29億2,678万円となり、昨年度より微減となりました。一方、事業費用については26億3,984万円となり、施設維持・送水のための費用である物件費、修繕費が増加したため189万円の増となりました。
これにより、当年度純利益は2億8,694万円となりました。今後は計上された利益を管路の耐震化の推進などに有効活用し、安定給水に向けた施設更新を行い、ポストコロナ時代の中でも安全、安心で良質な水道水の供給に努めていきます。

資本的収支の状況

水道事業会計のうち、水道施設を建設したり、整備したりするための経費とその財源です。

収入構成割合(資本的).png  支出構成割合(資本的).png

収入の構成割合は、配水管布設等の負担金が7,356万円、借入金が23,000万円、国庫補助金が5,180万円、市補助金が88万円、その他が77万円、合計が3億5,701万円(税込み)となっています。

支出の構成割合は、配水管等の建設・設備の為の費用が128,057万円、借入金の返済が23,702万円、国庫補助金返還が436万円、合計が15億2,195万円(税込み)となっています。

本年度は、逆川菖蒲ケ池系統の基幹管路の耐震化を進めるとともに、駅前通り等の老朽管の更新工事を行いました。
また、貴重な自己水源を活用すべく、原里配水池改修工事が終了し、現在は、一体としての運用を行うため原里浄水場の改修工事を行っております。
資本的収入額が資本的支出額に不足する額11億6,494万円は、損益勘定留保資金(減価償却費や資産減耗費などの現金支出を伴わない費用の累積額)などで補填しました。

水道水1立方メートルあたりの単価

令和3年度、掛川市では1立方メートルの水を給水するのに160.84円の費用がかかりました。
その内訳は下記のとおりです。


1立方メートルあたりの費用.png

1立方メートルあたりの費用(単位:円)

1立方メートルあたりの費用の内訳は、受水費が68.59円、動力費が2.94円、修繕費が7.73円、人件費が7.41円、資本費が58.10円、その他が16.07円、合計が160.84円となっています。

注 受水費は水を購入した費用、動力費は施設を動かすための費用、資本費は減価償却費と支払利息の合計です。

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