もったいない通信⑫ ~太陽光発電を活用しないのはもったいない~
~毎月9日は、もったいないを考える日です~
もったいナイン・・・ってことです
再生可能エネルギーって何?
再生可能エネルギー、通称『再エネ』をご存知でしょうか?
名前はよく聞くけど、具体的にはわからない・・・という方もいるかもしれません。
再生可能エネルギーとは、太陽光・風力・水力・地熱・バイオマスといった、温室効果ガスを排出しないエネルギー源です。
今回は、特に市民の方と関わりが深い家庭用太陽光発電について、お知らせします。
太陽光発電のメリット
自宅に太陽光発電をつけると、メリットがあります。
〇環境面 日本の電力の約76%が、火力発電により作られています。火力発電は石油や石炭・液化天然ガスなどの燃料を燃やすことで発電するので、温室効果ガスが多く排出されます。自宅に太陽光発電をつければ、火力発電で作られた電力の使用を少なくすることができます。
〇経済面 電気料金を支払う時に、『再エネ賦課金』も同時に支払っていると知っていますか?
『再エネ賦課金』とは、再エネを普及させるための国の制度で、 再エネで発電された電気の買い取りにかかった費用を国民が負担する仕組みです。国が決めた全国一律の単価に、毎月の電気使用量をかけ合わせて負担額が決まります。
この全国一律の単価ですが、年々増加しており、令和6年度は1キロワット時あたり3.49円、令和7年度は3.98円となりました。
自宅の太陽光発電で発電した電力を使用すれば、その分の使用料金と再エネ賦課金はかからず、電気料金を安くすることができます。
〇防災面 台風や地震などの災害により停電した時、太陽光発電があれば電気を使用することができます。また、蓄電池を一緒に備えると、太陽光発電が稼働しない夜間でも昼間に蓄えた分を使用することができます。
太陽光発電をつけたいけど、お金がかかる・・・。
太陽光発電を設置すると、固定価格買取制度(FIT)を利用して、10年間一定価格で売電することができます。
※この固定価格買取制度によって支払われる原資が、先ほどでてきた『再エネ賦課金』です。
売電収入+電気代の削減により、設置費用は大体10年ほどで回収できる見込みです。
また、リースやPPAという、初期費用がかからない設置方法もあります。
掛川市では、太陽光発電や蓄電池を設置した方へ、補助金を支給しています。
令和7年度 新エネルギー機器等の設置に対する助成 - 掛川市
静岡県では、太陽光共同購入事業という、スケールメリットを生かしてお得に設置できる制度があります。
ご自宅の屋根の形状やパネル数などで、設置費用は大きく変わります。
複数社見積をとってから設置することを推奨します。
今月のワンアクション
電気料金の明細を見てみよう!
いつも請求金額だけ見ていませんか?
月々どれだけの電気を使っているか、再エネ賦課金をいくら支払っているのか、確認してみましょう。